fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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映画「レミゼラブル」

2013年04月07日 | 日記

 観てきました。一番よかったのは、映画館の椅子が今までで一番ゆったりしていたこと。(秋田駅東口です)

 それから「夢やぶれて」は、やはりじんときました。スーザンボイルが歌ったのを聴いたのが初めてだったのですが、そのとき歌詞を読んで(なんて救いのない詩)なんだろうと思いましたが、このシチュエーションでの歌だったのだと納得。

 他は。原作をちゃんと読んでいないので(子どものころに、子ども向けに書かれたのを読んだなあというかすかな記憶があるだけ)、原作ではたぶんちゃんと書かれているのでしょうが、ジャンバルジャンが、市長にまでのぼりつめるわけですが、身分証もない人間がどうやって? というのが省かれていて、そこのひっかかりがずっと残ってしまったのです。市長だったジャンバルジャンが正体がばれそうになり逃げたあとも、また再び金持ちになっているし……。それから養育した娘と革命運動をしている学生が一目で恋に落ちるのだけど、それもねえ。学生は助かったあとは、金持ちの祖父のもとにとっとと帰っているわけだし。娘を養育していた旅館の夫婦の誇張具合も好きじゃなかった。と、さんざんですね。そうそう、ミュージカルなのだから当然ですが、全部が歌というのもちょっとでした。普通の会話も欲しかった。

 実際は2時間40分くらいなのに、4時間くらい観ていたような感じでした。ゆったり椅子に救われました。(辛辣すぎ?)

  北上川 川向こうは桜並木です。

  と、秋田で観た映画、そして北上川の写真を載せましたがこの週末は久々東京にいます。今日は神奈川句会で甘茶寺。きのうからの嵐の報道にハラハラしてあちこちに「やりますか?」「行きますか?」と電話やメールをしていましたが、雨が止んでいるので行ってきたいと思います。俳句はいいお天気のときだけじゃなく、雨のときは雨の句を、嵐のときは嵐の句をというのが原則なのですが、どうしても災害の恐れなどと言われるとひるんでしまいますね。