学校教育を考える

混迷する教育現場で,
日々奮闘していらっしゃる
真面目な先生方への
応援の意味を込めて書いています。

学習指導要領はわかりにくい

2007-11-04 | 教育
学習指導要領の改訂がすすんでいるが,
学習指導要領というのは,
本当に読んでもよく意味のわからない文書である。

あれを読んで,何をどこまで教えればよいのかを
解読せよというのは,謎解きの判じ物に近い。

小学校の漢字のように,
明確で具体的なものも少しはあるが,
ほとんどは抽象的でよくわからないのである。

全国学力テストを実施して,
「知識」やその「活用」のレベルを判定しようというのであれば,
どれほどの「知識」が学年ごとに必要なのか,
どれほどの「活用」が学年ごとに到達されればよいのかの
スタンダードとして機能する具体性のある学習指導要領を
国として明確にするべきであろう。

批判されたときの予防線をはっているかのような
どうとでも解釈できるややこしい学習指導要領など
いらないのである。

現場教員で,
学習指導要領をよく読んで実践を行っている人は
どれほどいるのであろうか。

現場では,学習指導要領より教科書と
いうことになるであろう。

その教科書も,とくに義務教育段階では
なんともわけのわからないものになってきている。

いったい何を基準に教えればよいのであろうか。




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