学校教育を考える

混迷する教育現場で,
日々奮闘していらっしゃる
真面目な先生方への
応援の意味を込めて書いています。

教室をきれいにする生き方

2013-11-17 | なつかしい先生
中学校の時の音楽の先生なのだが,
この先生は,ひまさえあれば,音楽室のいたるところを,
ぞうきんで拭いていた。
授業の合間,汚れたところをみつけたときには,授業中であっても,
ぞうきんで,きれいに拭くのである。

そして,我々生徒には,「美しい音楽を聞く場所は,美しくなくてはならない」と
いつもおっしゃっていた。

なつかしい先生である。

我が身を振り返って,
自分の教えている教科と教室環境の整備とを,
教師自身の生き方と感じさせるほどのインパクトを
この先生のように,生徒に与えることができているだろうかと思うと,
いささか心もとないのである。


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1 Comments

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別のスタイルでできています (ysuguo-kodera)
2013-11-18 06:30:01
 もちろん教室の清掃を生徒さんに示すのは非常に大事です。でも、それ以上の力を文章から感じました。スタイル、こだわり、個性の大切さを記事の先生から私は感じました。同時に管理人様の個性も、大切にしている考え方も、こだわりも、生きているスタイルも何となく感じました。
 話を清掃に限ります。管理人様の教え子たちはたとえ整理整頓清掃のトヨタの3Sや4Sや5Sが苦手でも良い大人に育って、家族を大切に生きている人が多いでしょうね。
 高校時代まで、私は掃除が嫌いでした。でも、大学や会社でコンピュータをテーマにし、土ぼこりが故障の原因になることを知りました。そこでできるだけ拭き掃除を朝一番でしました。仕事が捗らないと遊べなかったからです。ダメな男でした。
 仕事にした学校は誇りはあっても埃だらけのところ。パソコン時代でしたが、パソコンは高価でした。故障したら大変です。そこで登校する度、パソコンに電源を入れる前に周囲を掃き掃除、拭き掃除。嫌味な叔父さんでした。
 しかし、結果として、必要にかられて、掃除ができる人になりました。管理人様の論旨がいやと言うほど分かる人間になりました。深く分かっていると私は勝手に考えています。
 うるさい年寄り、お前はできなかったことをしろと言う年寄りだといわれる当方にとって、今日は嬉しい記事でした。ありがとうございました。
 
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