Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

にっぽん女優列伝(95)菊池桃子

2019-01-22 00:10:00 | コラム
68年5月4日生まれ・50歳。
東京出身。

公式ブログ


菊池桃子(きくち・ももこ)さんといえば、自分のなかでは「パンツ」と「ラ・ムー」と「ストーカー」。

最後は単に、桃子さんの厄介なファンが「2度も」起こした事件というだけであり、本人にとっては迷惑でしかないでしょうけれど。。。


「パンツ」とは、映画女優デビュー作『パンツの穴』(84)を指しています。

時代とはいえ、これOKした事務所も親御さんも、もちろん本人もえらいなと。




「ラ・ムー」とは、桃子さんをメインボーカルとしたロックバンドのこと。


「ロックをやる」と宣言したとき、業界は、いや一般人でさえ失笑気味だったと記憶しています。

もちろん自分もそうでした。

しかし思い返してみると、そう笑った自分もまた「よくロックを知らない」状態だったのですよね~。




<経歴>

戸板女子短期大学の客員教授も務める。

元夫は、プロゴルファー西川哲。

町で評判の美少女だったことから音楽関係者の目に留まり、スカウトされて芸能界入りを果たす。

83年、アイドル雑誌『Momoco』(学研)のイメージキャラクターに就任。
「桃子」つながりでしょうね。

映画女優デビュー作は、前述した『パンツの穴』。

いってしまえば「しょーもないコメディ」ですが、では笑えないかというとそんなこともなく、充分に10代ウケしそうな快作ではありました。

この84年に『青春のいじわる』で歌手デビューし大ヒットを連発、トップアイドルとして君臨しました。

顔がぱんぱんだったデビュー当時よりも、自分はこのあたりのほうが好きでしたね。




88年、ロックバンド「ラ・ムー」を結成する。

これまた前述したように感心はしませんでしたが・・・
その少しあと、90年代に入ってから急激に色っぽくなり、とくにこのCMを観てから、「まあまあ好き」が「かなり好き」に変わりました単純ですね男はやっぱり。。。

※その目、ちょっとエッチ―!




ここからは、映画のキャリアにしぼって。

ヘンテコなSFなのにそれを手がけた技術者たちは一流という『テラ戦士Ψ(サイ)BOY』(85)。

桃子さんのキュートさだけでは時間がもたないので苦笑、そうした技術や、竹中直人の怪演を目当てにするのがよいかと。


『幕末青春グラフィティ Ronin 坂本竜馬』(86)、『アイドルを探せ』(87)、
フジテレビが総力を挙げてメディアミックス(死語? じゃないよね)を展開した『パ★テ★オ』(92)、
『プリンセス トヨトミ』(2011)、そして最新作は『ピーチガール』(2017)。

もっと出ているかと思ったのですが、このくらいなのですよね。


色っぽくなって以降に、それに見合ったキャラクターと出会えていないのが惜しいですなぁ・・・。

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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(96)菊地凛子』
コメント
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