Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

にっぽん女優列伝(93)菅野美穂

2019-01-11 00:10:00 | コラム
77年8月22日生まれ・41歳。
埼玉出身。

公式ブログ


男子―とくに自分の世代―はみんな大好き、菅野美穂(かんの・みほ)さん。

なぜって、20歳の記念にヘアヌード写真集(=50万部超の売り上げを記録した『NUDITY』)を出してくれたり。



『笑っていいとも』(フジテレビ)のゲームコーナーに熱中し過ぎるあまり、おっぱいの6割くらいを露出させてくれましたから。

結局はエロ目線かい!? と突っ込まれそうですが、正直そうですね。

そこそこの芸歴なのに、映画の「決定的な代表作」といえるものがないのです。
泣く演技が、モノスゴ上手なひとなのに。。。


しいていえば、やっぱり泣きの演技を披露するこれでしょう。

悪くないし大好きなのだけれども、「決定的」というには、対象としているひとを限定し過ぎているかなって。



<経歴>

旦那は、俳優の堺雅人。




中学生のころに『桜っ子クラブさくら組』のオーディションを受け合格、芸能界入りを果たす。

雰囲気的に、出発がアイドル業界という感じがしないので意外ですよね。


映画俳優デビュー作は、95年の『エコエコアザラク ―WIZARD OF DARKNESS―』。

主演・吉野公佳にとっての映画俳優デビュー作でもあるので、ふたりの初々しい演技が拝めます。

翌年の96年、テレビドラマ『イグアナの娘』でヒロインを演じ好評を受ける。
自分が「お、彼女いいね~」と思ったのも、このドラマからでした。

『ご存知!ふんどし頭巾』(97)、『ベル・エポック』(98)、『落下する夕方』(98)、『富江』(99)、『催眠』(99)、『守ってあげたい!』(2000)。


2000年―テレビドラマ『愛をください』(フジテレビ)でヒロインを熱演。
役名の「蓮井朱夏」名義で発表した主題歌『ZOO ~愛をください~』がヒットする。

正直(歌は)ヘタッピですが、個人的にこのドラマには思い入れがあります。

脚本を担当した辻仁成に、このドラマが発表される数ヵ月前に出会っており「映像と音楽の親和性」について熱く語っていたんですよ。

ドラマの展開は「…」なところがあったものの、辻さんがやろうとしていることは理解出来ました。


このように、演者・美穂さんについて語ろうとすると、どうしても「テレビドラマ寄り」になってしまうのですよね映画小僧なのに!!


これ以降の作品を並べてみても・・・
『化粧師 KEWAISHI』(2002)、北野武が新境地を目指すもうまくいったとはいい難い『Dolls』(2002)、
『レディ・ジョーカー』(2004)、土屋アンナの迫力に圧倒された感がある『さくらん』(2007)などなど、映画キャリアとしては弱めです。

2010年、『パーマネント野ばら』に主演し「やっと、これから」の位置に辿り着いたのだと思いました。

『ジーン・ワルツ』(2011)、『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』(2012)、『奇跡のリンゴ』(2013)、最新作は『恋妻家宮本』(2017)。

辿り着いた・・・のは事実なのですが、このあいだに結婚と出産があり、仕事はセーブ気味に。

本人が幸福ならそれでいいけれども、ここからだったのになぁ、、、と少し残念な気持ちもあります。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(94)樹木希林』
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする