Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(276)

2019-01-15 00:10:00 | コラム
くれー「む」→「む」し(虫)

「成人後あるある」のひとつ、かな。

ガキのころは平気で虫とかを触っていたのに、触れなくなる現象。

これに当てはまるひとは多いので、「あるある」認定。


自分?

まぁダメではないけれど、積極的には触りにいかない。

ただ逆に、ガキのころはカエルはペケだったのに、いまは触れたりする。
(でもカエルは、虫ではないよね)


ちなみに自分の好きな虫は、やっぱり(?)昆虫。

とくに、トンボとバッタが大好き。

ウルトラマンより「圧倒的に」仮面ライダーが好きなのは、そのへんも関係していると思う。


さて、映画のなかの虫。

ダジャレじゃなくってね。
邪魔者として出現し、無視したくても無視出来ない存在感を見せつけてくる―それが、映画のなかの虫。

繰り返すけど、ダジャレじゃないよ。


『ブルーベルベッド』(86…トップ画像)

鳥じゃないかって?

くちばしを見てごらん、虫を咥えているでしょう。

映画のテーマを端的に表現した名シーンとして、(一部では)あまりにも有名。



『バートン・フィンク』(91)

一夜をともにした女の背中に止まる、一匹の蚊。



男は蚊を叩き潰すも、そこそこの衝撃があったはずなのに女は起きない。

女の身体をひっくり返してみると・・・。

『ハエ男の恐怖』(58)

よく知られたリメイク版のほうではなく、オリジナルを。



あまりに「そのまんま」な変身ではあるものの、インパクトは充分。

それに脚本がしっかりしているから、安い視覚効果さえ「あり。」と思ってしまうのだった。

『モダンタイムス』(36)

ライン工場でボルト(?)をせっせと閉めるチャーリーの邪魔をする、一匹の蠅。

ね、基本的に映画のなかの虫は、いっつも登場人物の邪魔をするんだ。

その最たる例が・・・

『殺しの烙印』(67)でしょう。

殺し屋ナンバー3(宍戸錠)の仕事を邪魔したのは、美しい蝶。




ここまで邪魔者扱いされると、ちょっと気の毒になってくるなぁ!!


次回のしりとりは・・・
む「し」→「し」っきん。

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明日のコラムは・・・

『NGワード』
コメント (3)
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