Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

また流行する日まで

2018-05-17 00:10:00 | コラム
スカパー! 経由でCSチャンネルをつけていたら、2003年版のテレビドラマ『白い巨塔』が連続放送されていた。




あ、このシーン覚えてる―と思ったのが物語の前半・・・
財前五郎(唐沢寿明)が100円ライターでセブンスターに火をつけると、義父・財前又一(西田敏行)が、これから偉い人間になる男がそんな安物を使ってちゃいけない、といって高級なジッポーをあげる、、、そんなエピソード。

かつてジッポーライターは、喫煙者にとっての最重要アイテムだった。
(トップ画像は、自分が愛用中のキイロイトリ・ジッポー)


それがどうしたわけだろう、火をつけるときに「カチンッ」という音を聞くことが「極端に」少なくなったのである。

いかにもジッポー持っていそうな、お洒落なあのひとも100円ライター。
かつてジッポーを持っていたこのひとも、100円ライター。

いったい、なにがあったんだ?


※かつて愛用していた、黒澤ジッポーのパッケージ



イコール、ダサいというイメージがついたということは、さすがにない。

それはないが、持っていなくとも「これといって困らない」ことに、みんな気づいたのかもしれない。

いや、それもないか。


「ブルームテック」などに代表される未来型? 煙草は本体を「燃焼させる」必要がなく、つまり火を使わない。

ここから半分は憶測と偏見でしかないが・・・
未来型煙草に「乗りかえられるひと」は流行に敏感であり、そういうひとがジッポーを必要としなくなったので、総体的にジッポー愛用者が減少したのではないか。
(ちなみに自分は、乗りかえられないひと。である)


自分は、ときと場合によっては100円ライターを使用する。

それが安っぽいとか、ジッポーは高級感があって云々とかいう「品質的」こだわりは、じつはあんまりない。


ただ、自己主張のアイテムにはなり得る。

Tシャツと同じなんだよね、だからキイロイトリや黒澤であると。


未来型煙草の流行が少し落ち着けば、またちがう波がやってくるかもしれない。

「いま、敢えてジッポーライターが…」なんて、雑誌で特集されたりしてね。


そんな時代がくればいいな、、、とジッポー好きは思うのであった―。



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明日のコラムは・・・

『I hate you』
コメント (2)
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