Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

にっぽん女優列伝(58)大塚寧々

2018-05-12 00:10:00 | コラム
68年6月14日生まれ・49歳。
東京出身。

公式サイト


93年―ただなんとなくテレビをつけて、放送されているドラマをボケーっと観ていてハッとしました。

すごい美人が出ているじゃないかって。

ドラマはフジテレビの『スキャンダル』で、その美人は大塚寧々(おおつか・ねね)さんでした。




専門学校生だった自分は、翌日、仲良しのNくんにその美人のことを伝えると、やはり彼も驚いたらしく「そうそう! 大塚寧々っていうんだってね。名前も素敵だ~」と盛り上がったのでした。

その翌年には注目株になったので、男はみんな考えていることが一緒なんですね。

詩人・三代目魚武濱田成夫と結婚したときには驚きましたし、単純に羨ましいと思った反面、長くつづいてほしいな、、、とも。
しかし魚武は真正のヘンタイですからね(誉め言葉)、長くはつづきませんでした。



<経歴>

日本大学藝術学部・写真学科卒。

俳優の田辺誠一と再婚、このふたりは現在でもラブラブのようです。




88年、モデルとして芸能界入りを果たす。

※しかしなんといっても、この広告でしょう!!



ポスター手に入らなかったものだから、パソコンに同じ画像をいくつも保存した自分・笑


話を映画限定に絞りましょう。

映画俳優デビュー作は、94年の『欽ちゃんのシネマジャック「やさしい嵐」』。

最近は映画を撮っていない(なんで?)竹中直人の佳作『119』(94)、
意外と拾い物だった青春ホラー『トイレの花子さん』(95)、『スワロウテイル』(96)、
『KOROSHI 殺し』(2000)、『天国から来た男たち』(2001)、『歩く、人』(2002)、

『うつつ』(2002)、

そう、エンディングの曲はヤスタカさん作でした



『笑う蛙』(2002)、『機関車先生』(2004)、『問題のない私たち』(2004)、『female フィーメイル「女神のかかと」』(2005)などなど、じつは大きい役は少ないですし、必ずしも成功作とはいえないものも多いですが、順調にキャリアを築いていきます。

ただ、この一本! というものがないのですよねぇ。
素材は完璧なのに、じつにもったいないです。
方向としてはニコール・キッドマンでいいでしょう、彼女が化けたように、この2000年代に良質なホンに出会っていればなぁ・・・というのが本音だったりします。


『燃ゆるとき THE EXCELLENT COMPANY』(2006)、『LIMIT OF LOVE 海猿』(2006)、『バッシング』(2006)、『13の月』(2006)、
『アヒルと鴨のコインロッカー』(2007)、『HERO』(2007)、『ポストマン』(2008)、『休暇』(2008)、『アマルフィ 女神の報酬』(2009)、
強いていえばこれが代表作になるか、是枝裕和の『奇跡』(2011)、
『みなさん、さようなら』(2013)、『すべては君に逢えたから』(2013)、そして最新作が『心が叫びたがってるんだ。』(2017)。


メリル・ストリープもいってましたが、40~60代の女優さんが主役張れるような映画が増えればいいですよね、
そういうものが多くなれば、寧々さんはさらに輝くような気がします。


次回のにっぽん女優列伝は、大西結花さんから。

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明日のコラムは・・・

『パンクは運だ。』
コメント (1)
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