Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

黄金週間特別企画 やっぱり「ここ」が好き(25)

2018-05-02 00:10:00 | コラム
『ミラーズ・クロッシング』(90)

ギャング・ヤクザ映画は、正直掃いて捨てるほどあって「その全部」を観ているわけではない。
ではないが、映画好きのなかでも「そこそこ」観ているほう、、、だとは思っている。

そんな自分が迷いに迷った末に5傑を挙げると・・・

(1)『グッドフェローズ』(90)
(2)『ミラーズ・クロッシング』
(3)『3-4X10月』(90)
(4)『フェイク』(97)
(5)『ゴッドファーザー PART II』(74)

・・・こうなる。

90年って、当たり年だな~。

『ミラーズ・クロッシング』は、コーエン兄弟が(母国なのに)まだ米国で知名度が低く、カンヌ周辺と日本が「その存在を有難がっていた」ころに撮ったギャング映画。

禁酒法時代の米国を舞台にした、ギャング間の抗争、そこにからむ愛憎・・・というとベタな映画を想起するが、
現在のように巨匠然とする必要のなかったコーエン兄弟は、当時えれー尖っていて、

「俺たちがギャング映画撮ると、こうなるぜ」

みたいな、描写のひとつひとつが洗練の極みであり、新しいものを観せてもらった! という感慨に浸ったものである。


いちばん好きなのは、やはり『ダニーボーイ』が流れる襲撃/逆襲シーン。

階段、レコード、煙などなど、どれを取っても印象的ですなぁ。



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明日のコラムは・・・

『黄金週間特別企画 やっぱり「ここ」が好き(26)』
コメント (1)
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