Cape Fear、in JAPAN

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にっぽん女優列伝(60)大野いと

2018-05-28 00:10:00 | コラム
95年7月2日生まれ・22歳。
福岡出身。

公式プロフィール


かわいい女優さんがまた出てきたな・・・程度にしか思っていなかった大野いと(おおの・いと)さんですが、
大学で研究していたのが三島由紀夫、そして卒論のテーマが『アンドレイ・タルコフスキイの鏡論』であることを知って、わぁお近づきになりたい! 絶対友達になれるのにぃ、、、と思ったのでした。

外見や性格はもちろん大事ですが、やっぱり「なにに興味があるのか」がいちばんなのではないでしょうか。

あ、女優論ではなく、人間関係の話です。

女優・大野いとでいいますと、いちどだけ完成披露試写会で「生いと」を拝んだことがあります。

脚ばっかりみていましたが、



作品は『天の茶助』(2015)で、現時点でいえばこれが代表作といえるでしょう。

キャリアは始まったばかりですから、これから「女優化け」するのだと思います。



<経歴>

2008年にスカウトされモデルとしてデビュー。

自分は『週刊文春』(文藝春秋)の企画『原色美女図鑑』で新進女優・モデルをチェックするのが好きなのですが、たしかにこのころ、いとさんが紹介されていた(ような気がします)。

2010年より、雑誌『Seventeen』の専属モデルに。

映画俳優デビュー作は、2011年の『高校デビュー』。

『愛と誠』(2012)、『愛を歌うより俺に溺れろ!』(2012)、『ツナグ』(2012)、『偉大なる、しゅららぼん』(2014)、『ライヴ』(2014)。

デビュー作を除いては、ヒロインというより助演的なキャスティングが多かったです。
変化が訪れたのは前述した『天の茶助』からで、以降、主演級の女優に。

ただ近作に触れて(エラソーに)思うのは、演技がどうこうっていうのは、これからの成長を見ていかないと分からない、、、というのが本音です。

『忘れ雪』(2015)、『雨にゆれる女』(2016)、『兄に愛されすぎて困ってます』(2017)、そして最新作は『クジラの島の忘れもの』(2018)。


三島やタルコフスキーに興味があるのであれば、挑戦的・野心的な映画を撮る奇人監督と組むと「すんごい」結果を残すかもしれません。

同世代の、二階堂ふみちゃん的な・・・というか。

いまのところソフト路線なので、そういうキャリア変更を期待しちゃいますね。


次回の女優列伝は、大場久美子さんから。

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明日のコラムは・・・

『60分のけむり』
コメント (2)
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