何年前だったか・・・
バラエティ番組『アメトーク』(テレビ朝日)で、芸人「よゐこ」の有野が学生時代に書いたという歌の歌詞が公開され、その内容があまりにも「アレ」だったと話題になったことがある。
その全文を引用しよう。
…………………………………………
曲名『いにしえより…』
日本男児Down
おまえのその眼は形のいい女を見つけるものなのか
おまえのその口はそんな女を口説くものなのか
おまえのその体は口説いた女をだくものなのか
日本男児Down
日本男児Down
日本男児Down
穴があればいいのか
大和なでしこDown
おまえのその脳は自分のことしか考えないものなのか
おまえのその耳はうえた男の話を聞くものなのか
おまえのその足はそんな男のために開くものなのか
大和なでしこDown
大和なでしこDown
大和なでしこDown
棒がはえてりゃいいのか
今の若い奴らは貴族なのか
親のすねをかじり南蛮渡来のものを買う
おまえらの回りにはいと高価なものばかり
いにしえの奴らはないてるぜ そんなことでいいのか
南蛮人にあこがれて
ギブミーチョコレート
…………………………………………
すごいや有野ちゃん笑
「いと高価なものばかり」「ギブミーチョコレート」のくだりは殺傷能力100だろう。
常識にとらわれない10代のガキが紡ぐことばは、オトナよりすごいって話だ。
見た目はオトナだが、こころとソウルはガキ―芸人の狩野英孝が手がけ青木さやかが歌った『ノコギリガール』を聞いたとき、そんな風に思った。
では、自分はどうだったのか。
プレッシャーに負けて気張り過ぎ、結果として常識にとらわれた歌詞を書いてしまった―今回の初体験シリーズは、そんな高校時代のエピソードを展開する。
画家、作曲家、小説家(劇作家)を主人公にした映画は多いが、作詞家を主人公にした映画は少ない。
少ないというか、ほとんどない。
なんで?
作曲家ほど動きがダイナミックでないし、
大きな括りにすればモノカキとして小説家の仲間に入るため、作詞「限定で」取り上げるという発想が浮かび難い、、、からだろうか。
実在するひとをモデルに―と考えた場合、いつか秋元康の映画は制作されるかもしれない。
いろいろいわれているひとだが、才覚に優れた人物であることは間違いない。
個人的には現在よりも、軽薄調がウケた80年代の活躍のほうに「このひとらしさ」が溢れていると思う。
♪ そこまでいうのなら、保健室いらっしゃい
ぴちぴちの肌、見せるだけなら減りはしない ♪
こんな歌詞、AKBには歌わせることが出来ないだろうからねぇ。
ことばに音符をつけていくのか。
音符にことばをつけていくのか。
作詞と作曲の両方を手がけるひとに聞いてみたところ、「曲によってちがうよ」なんだそうだ。
まぁそうだろうね。
どちらにせよ制約が多くて、自分には向かない。
ものを書くことが好きなクセして?
うん。
長文派だから、ことばを短くまとめることが苦手だし。
同じ理由で、短歌や俳句も無理なんだ。
いくらでも書いていい―そんな自由形式でこそ、自分の能力は最大限に発揮される、、、自分「だけは」そう信じている。
でも高校生の自分は、そんな風に考えなかった。
ことばをつむぐ作業なら、なんだって得意さ―そんな風にえばっていたんだ。
だからバンドメンバーから外され(涙)た直後、友人が気を使って放ったヒトコト、
「まっき~、文章書くの得意だからさ、俺たちのオリジナルソング書いてくれない?」
に、すぐさま反応して「OK!」と即答してしまったのである。
つづく。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
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明日のコラムは・・・
『初体験 リッジモント・ハイ(95)』
バラエティ番組『アメトーク』(テレビ朝日)で、芸人「よゐこ」の有野が学生時代に書いたという歌の歌詞が公開され、その内容があまりにも「アレ」だったと話題になったことがある。
その全文を引用しよう。
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曲名『いにしえより…』
日本男児Down
おまえのその眼は形のいい女を見つけるものなのか
おまえのその口はそんな女を口説くものなのか
おまえのその体は口説いた女をだくものなのか
日本男児Down
日本男児Down
日本男児Down
穴があればいいのか
大和なでしこDown
おまえのその脳は自分のことしか考えないものなのか
おまえのその耳はうえた男の話を聞くものなのか
おまえのその足はそんな男のために開くものなのか
大和なでしこDown
大和なでしこDown
大和なでしこDown
棒がはえてりゃいいのか
今の若い奴らは貴族なのか
親のすねをかじり南蛮渡来のものを買う
おまえらの回りにはいと高価なものばかり
いにしえの奴らはないてるぜ そんなことでいいのか
南蛮人にあこがれて
ギブミーチョコレート
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すごいや有野ちゃん笑
「いと高価なものばかり」「ギブミーチョコレート」のくだりは殺傷能力100だろう。
常識にとらわれない10代のガキが紡ぐことばは、オトナよりすごいって話だ。
見た目はオトナだが、こころとソウルはガキ―芸人の狩野英孝が手がけ青木さやかが歌った『ノコギリガール』を聞いたとき、そんな風に思った。
では、自分はどうだったのか。
プレッシャーに負けて気張り過ぎ、結果として常識にとらわれた歌詞を書いてしまった―今回の初体験シリーズは、そんな高校時代のエピソードを展開する。
画家、作曲家、小説家(劇作家)を主人公にした映画は多いが、作詞家を主人公にした映画は少ない。
少ないというか、ほとんどない。
なんで?
作曲家ほど動きがダイナミックでないし、
大きな括りにすればモノカキとして小説家の仲間に入るため、作詞「限定で」取り上げるという発想が浮かび難い、、、からだろうか。
実在するひとをモデルに―と考えた場合、いつか秋元康の映画は制作されるかもしれない。
いろいろいわれているひとだが、才覚に優れた人物であることは間違いない。
個人的には現在よりも、軽薄調がウケた80年代の活躍のほうに「このひとらしさ」が溢れていると思う。
♪ そこまでいうのなら、保健室いらっしゃい
ぴちぴちの肌、見せるだけなら減りはしない ♪
こんな歌詞、AKBには歌わせることが出来ないだろうからねぇ。
ことばに音符をつけていくのか。
音符にことばをつけていくのか。
作詞と作曲の両方を手がけるひとに聞いてみたところ、「曲によってちがうよ」なんだそうだ。
まぁそうだろうね。
どちらにせよ制約が多くて、自分には向かない。
ものを書くことが好きなクセして?
うん。
長文派だから、ことばを短くまとめることが苦手だし。
同じ理由で、短歌や俳句も無理なんだ。
いくらでも書いていい―そんな自由形式でこそ、自分の能力は最大限に発揮される、、、自分「だけは」そう信じている。
でも高校生の自分は、そんな風に考えなかった。
ことばをつむぐ作業なら、なんだって得意さ―そんな風にえばっていたんだ。
だからバンドメンバーから外され(涙)た直後、友人が気を使って放ったヒトコト、
「まっき~、文章書くの得意だからさ、俺たちのオリジナルソング書いてくれない?」
に、すぐさま反応して「OK!」と即答してしまったのである。
つづく。
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
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明日のコラムは・・・
『初体験 リッジモント・ハイ(95)』