Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(87)

2014-09-07 06:36:10 | コラム
らー「めん」→「めん」ずでー(メンズデー)

劇場やグループによって多少の差はあるけれど、映画館の一般入場料は「基本」1800円。
3Dやアイマックスになれば、2000円超となる。

よその国との比較でいえば、そりゃ安いとはいえない。
いえないが、消費税がどんどん上がっているのに1800円の歴史はそこそこ長く、頑張っているなぁ踏ん張っているなぁ、、、とは思う。

それでも高いなと感じるひとが多いから、前売り券は売れるし、映画の日やサービスデーは混雑する。
いや高いと感じるより「こうすれば安く観ることが出来るから」という理由で、それを利用している―といったほうが適切かな。

映画の日は誰もが安く観ることが出来るけれど、女性サービスデーは文字どおり女子のみに適用されるサービス。

女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子女子…って、女子ばっか!

ずるいよ!
逆差別だ!!

というのは、昔からいわれてきたこと。

でもね。
あまり知られていないだけで、メンズサービスデーというのもあるんだよ。

かつて「ナイスガイデー」というのもあって、これを利用するのはちょっと勇気が要った笑

俺、男だけどナイスガイじゃない? しな~、、、なんつって。


※都内で「永続的に」メンズデーを実施している映画館

渋谷シネパレス…毎週木曜日

シネマート新宿…毎週月曜日

New8八王子…毎週火曜日


きちんと調べれば、もっとあるし。


ただ男子・女子ともに「かつては1000円均一」だったけれど、現在は1100円のところもあれば1200円のところもある。

なぜ?

前述したように、消費税が増税されても基本料金は「頑張って」そのままにしている。
その代わりに、割引額を少なくしているのだ。

まぁしょうがないよね、企業努力をしても限界があるのだから。
映画会社の取り分、それから維持費と光熱費と人件費を引けば、映画館がそれほど儲かっていないことは業界人でなくても分かるものねぇ。


・・・などと、ここまでエラソーに書いてきたが、自分は職業柄、ほとんどの映画を試写会で観ている。
きちんとお金を払って観ているのは、映画祭、名画座、そしてスコセッシと塚本晋也の新作くらいなのだった。

「それが仕事だから」と開き直ることも出来るのだけれど、映画ファン、そして映画監督に申し訳ないな、、、と思う気持ちがないでもない。
だから館内の明かりが消える瞬間、目を瞑り、こころのなかで「今までの収入の3割くらいを映画への消費で使っている。だから許してね」などとスクリーンに謝罪したりしている。

いや、ほんとうにね。
(・・・って、誰にイイワケしてんだか)


※近々公開で、こりゃゼッタイに劇場で観なければ・・・と思っている映画の予告編を、ふたつ貼っておこうか。

『猿の惑星:新世紀(ライジング)』…オリジナルに敬意を表し、きちんと創ってくれていそう




『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』…クロエがおとなになるまで、劇場で見届けていくつもり





あすのしりとりは・・・
めんず「でー」→「デーヴ」。

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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(88)』

コメント (3)
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