masumiノート

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メモ

2018年08月21日 | ニュースから一言二言

キャッシュレス推進へ産学官組織 40%達成へ課題解決や周知

経済産業省は3日、電子マネーやクレジットカードなど現金を使わない決済手段の普及を推進する産学官の連携組織「キャッシュレス推進協議会」を設立したと発表した。2025年までに非現金の決済比率を40%に引き上げる目標の達成に向け、技術的課題の解決や周知に取り組む。

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日本が産官学で推進する背景には、実店舗の無人化 省力化と  不透明な現金資産の見える化と流動性向上、また支払いデーターを利活用することで消費活性化を流す狙いがある。

軽罪産業省 キャッシュレス・ビジョン<要約版>
キャッシュレスビジョン経産省.pdf


重荷を下ろすキッカケに・・・

2018年08月21日 | ガソリンスタンド4

8月20日燃料油脂新聞より

「社説」これ以上減らせないSS数



何故ならガソリンスタンドは現時点ではまだ社会インフラであり、災害時の“最後の砦”だから。

なのですがー


全石連経営相談室 SS事業者の悩みさまざま  
重荷を下ろすキッカケに・・・




2016年5月、組合員の撤退を防ぐ目的で経営部会が設置した「経営相談室」
「経営相談室」@恣意的選別淘汰へ危機感

初年度は115件の相談があり、2018年度入り後8月10日までの相談は158件だそうです。

2017年08月25日に紹介した経営相談室の記事は、
自己破産を考えるようになるまで止められない・・・  

そして今回は
重荷を下ろすキッカケに・・・


ですので、
経営相談室が設置されたあとも減少は止まりません。

2017年3月末元売系列SS数2万4130 前年度比578カ所減

2018年3月末元売系列SS数 2万3530 前年比600ヵ所減


2年間で1178ヵ所減少しています。
(販社や大手特約店の新設があるから地場中小SSの減少数はこれよりも多い)


それでも地場店は最後まで営業を続けようと奮闘しています。



8月17日燃料油脂新聞より


フルに根強い地場需要 ガソリン半減も閉鎖否定的

近年フルサービスSSでの減販が顕著だという。
ただ地域ユーザーや地場企業など固定客層の根強い需要が残っているため、早い時期での閉鎖には否定的な見解を示す。

市内にはガソリン販売量が月50~60キロリットルと、ピーク時に比べて半減したフルもある
ただ、立地やフルサービス志向が強い客からの支持はいぜん根強い。

「将来的には閉鎖対象となるが、なくなれば不便を感じる客もおり、判断は難しい」



8月18日燃料油脂新聞より



地場SSの平時優先活用 SS過疎化歯止に不可欠

地場SSには再投資するだけの余裕はなく「いずれは淘汰の波にのみ込まれる」といった不安を感じる店主は少なくない。
そのため「体が動くうちは経営を続けるが、いずれは店を閉めることになる

幹線道路沿いの大型セルフSSに給油客が流失し、ガソリン販売は落ち込む一方だ。
元売もコストを考慮すれば大型店に量販してもらった方が効率は良いはず。
3者店で小規模の地場SSなどなくても影響はないという思いもあるだろう。
ただSSの減少にともない過疎地問題も浮上している。

経営は自己責任なので「減らしてはいけない」だけでは歯止めはかからない
地域の住民はもとより行政機関も、普段は安いセルフで給油しながら、災害時など緊急時には優先給油を要請してくる。
しかし存続のためには“地産地消”というか、日頃から利用してもらわないと、いざという時にSSがなくなっていることだってある。
SS存続には“地域の力”が必要不可欠だと訴える。




***以下masumi***

なぜ大型セルフへ客が流出するかといえば、セルフが「安い」からです。
なぜ「安い」かといえば、仕入れ値が安いからです。
仕入れ値がどれだけ安かったかというと、常に10~13円(最大で18円)という大きな格差でした。


「卸格差」に対して鈍感な人もおられ、
ガソリンスタンドの減少は、「卸格差が原因ではなく、サービスが悪いから」とか「卸格差より他業種兼業云々」などと言われる方もあります。
しかし、
サービスを尽くすためには人員が必要です。
しかし「卸格差をつけられての競争」のなかでは“業転玉で薄めない限り、適正マージンを得ることが出来ない。
大手セルフ等の進出等で市況が陥没した地域では“業転玉で薄めない限り”人件費が捻出できないほどの低マージン経営を強いられるのです。

(全量系列仕入れの当店の場合、近隣他店より13円高く売っても粗利は5円しかないということもありました)

そして人員不足で満足なサービスも提供できない高値店は「集客が出来ない」どころか「既存顧客すら流出」するのです。


地場の小規模3者店は大きな卸格差という恣意的なハンデを課されたまま20年が経過しました。
(地域により過当競争が始まった時期は異なります)


>SS過疎化歯止に不可欠なのは地場店の平時優先活用

消費者の皆さんも「地産地消」は頭では分かっていても、しかし無理だと思います。
ガソリンは口に入るものでもないし、やはり1円でも安い方が良い。

こうちゃんの娘たちも普段は「安値のセルフを利用する」と言っています。

「サービスなんか要らない。安い方が助かる」

子育て世代でもありますし当然だと思います。


20年と言う時を経て高齢化した店主には、廃業を思い止まる理由がない。