masumiノート

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廃業を思い止まる理由がない。

2018年05月22日 | ガソリンスタンド3

5月22日燃料油脂新聞より

信頼誇る地域業者、また撤退! SSやLPガス事業3代目社長の決断




お客さんは「まさか!?」と思うでしょうね・・・
当店だって数年後には他人事ではない。。。


地場店は、
暖を取るための、お風呂を沸かすための灯油を
農作業に必要な軽油を
町工場へ工業用潤滑油を
ライフラインとしての燃料油を配達してきました。

年に何百万と言う赤字で身銭を切りながらでも

都会の方には理解できないかも知れませんが、
「儲からないから」と簡単に店を畳んで止めることができない性質のものだからです。

だけど、ガソリンスタンドの数は半数以下にまで減りました。

何故撤退・廃業が止まらないのかって、
それはー



静岡県有力特約店社長提言
経常益率5%超目指す「他業界より劣る年収から脱却を」


元売=爆発的に利益確保
SS業者=苦しい経営が続く
(※元売はそっくりそのままコスト転嫁できますが、販売店は市況を無視できないので..)

※別記事で全文紹介させて頂きます。



「社説」これ以上減らすな 系列SS
(2)
低マージンが常態化し、小規模SSを中心に撤退が相次いだ。
その後も競争は衰えることなく大型セルフの登場、元売販社網の拡充などで、地域密着型SSは相次ぎ姿を消していった。

(3)
SSはピーク時の半数以下となった。
これまでは数量優先とばかりに大手業者の仕切りが優遇され、不透明なインセンティブも横行し、不透明な市場環境が撤退を強いた面も否めない。
しかし昨年4月以降(JXTG誕生で)公平競争が担保されつつある。
これ以上SSを減らしては安定供給が果たせない水準に低下してきた。
石油業界の使命は国民生活に欠かせないエネルギーの供給である。



(JXTG誕生で)公平競争が担保されつつある=昨年4月以降です。
それまでは息子が居ても「跡は継がせられない」低マージン経営が続いたのです。
50歳だった店主も70歳を超えました。

これからは公平競争だとしても、すぐに後継者が現れはしない。
老朽化した施設の消防法対応工事には何千万円も掛かる。

国の政策として“供給源多様化”=異業種参入がある。
価格競争は続く。

私には撤退・廃業を思い止まる理由が見つかりません。

「顧客のために“やれるところまでは、”」と営業を続ける理由はあっても、
撤退・廃業を思い止まるための理由は見つかりません。



因みに先ほど会計事務所から決算書が届きました。
お蔭様で健全経営継続中です。
(ギリギリセーフの、ですけどね^^;)













※セブン併設店・DD導入店 複合店舗
人員も資本も余裕があってこそ可能です。



コストコ出店に警戒感
「異業種企業発券店値付けカード発行中止を」



そのガソリンスタンドが無くなった理由は、





おまけ



5月21日燃料油脂新聞
「社説」石油の重要性を軽視するな


5月22日読売新聞より


脱化石燃料の流れに沿って(以下略)


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