masumiノート

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自己破産を考えるようになるまで止められない・・・

2017年08月25日 | ガソリンスタンド3

今年5月、約120年ぶりに民法が改正され、債権関係の規定が変わった。
事業を営む父親の借金を子供や配偶者、親戚などが連帯保証し、事業が破綻すると何人もが一度に自己破産するというような、保証人になったことによる被害を防止する。(施行は2020年めど)

8月24日燃料油脂新聞より



経営相談“悩み”浮き彫り   中小SS事業者 
事業承継/債務処理 民法改正負担軽減の契機に

(昨年5月に設置された経営相談室、昨年度115件の相談件数)

中小・小規模事業者は経営者の自己資産と会社資産が渾然一体となっているケースが多く、家族(配偶者や子)も債務を負い、身動きが取れない状態に陥っている例も少なくなく
改正法の規定を活かすことで配偶者や子供が債務を負わずに済む方法を伝え、事業の再建や承継を促しているという。

切羽詰まって自己破産を考えている事業者には、自己破産したからといって
1、選挙権の制限を受けない
2、住民票や戸籍に掲載されない
3、市町村役場の自己破産リストに登録されるが、一般の人が見ることはなく、免責を受けると抹消される
など、大きな不利益がないことを伝えている。


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現在当店は赤字経営は脱していますが、一歩違えば他人事ではなかった話です。

規制緩和直後、10円もの価格差に月100万円前後の取引先を相次いで失った過去数年間は毎年のように何百万も赤字で、自己資産を投入しながら営業を続けていました。
金融機関からの借り入れはありませんが、その間に老後資金(貯蓄)は底を付きました。



規制緩和で、既存のフル形態の経営が苦しくなることも明白でしたし、何よりサラリーマン家庭で育った私には自己資産を投入しながら店を続ける意味が理解できなくて、

「早く一抜けたってした方が賢いよ」と、こうちゃんに言いました。


こうちゃんが「地下タンク改正消防法対応工事をして店を続ける」と言った時も、
この地で生まれ育ったわけでもない私は「アホちゃうか」と言いました。



この気持ちをどう言えばいいのか・・・・


こうちゃんに「アホちゃうか」と言った私だけど、
こうちゃんを(こうちゃんと同じように店を続けてきた同業者を)嘲笑する人は殴ってやりたい。




商売をするための施設に地下タンクが埋設されていること。

扱っている商品が、燃料油(ライフライン)であること。

だから「燃料を切らすわけにはいかない」と系列仕入れに拘ってきたし、
災害時には「最後の砦」



「私の使命は理解している。だが赤字では苦しい」
(九州の販売店主)







SS閉鎖、転廃業加速か “負の資産”放置問題視

これまで赤字のSSがあっても、赤字分はほかの直営店や別事業でカバーし、販売拠点として残す傾向がみられたが、負の資産をいつまでも放置することは様々な問題があるとし、SS売却やリース物件の返還、別事業などへの転換策を進める業者が現れている。

都市中心部のSSは不動産として貸した方が毎月確実な収益が得られる。


国が民間企業に?

2017年08月25日 | ニュースから一言二言

製油所再編で競争力 経産省、高収益品の増産促す
2017/8/25 2:00  日本経済新聞 電子版
経済産業省は全国に22カ所ある製油所の再編を促す。JXTGホールディングスや出光興産など石油元売り全社に対し、ナフサなど収益性が高い製品を造ることを義務付ける。設備投資や企業連携の取り組みには補助金を出す。電気自動車(EV)の普及など国内のエネルギー需要の大きな転換が見込まれるなか、国際競争力を高めてガソリンなど石油製品の輸出を後押しする。

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2014年06月12日 産業競争力強化法 初案件は石油元売り



けったいなこっちゃ....