ガソリンの宅配まで登場、熱を帯びる米国デリバリーサービス競争
http://diamond.jp/articles/-/139208
燃料タンクにガソリンがない。でも、ガソリンを入れに行く時間もない……こんな悩みを解消する新しいサービスが米国で始まった。ユーザーの自宅に定期的にガソリンを届け、同時にクルマの不具合をチェックするデリバリーサービスだ。
この会社、名前はヨシ(YOSHI)と日本風だが、トップはニック・アレクサンダーという人物。サービス内容は、メンバーにスマホアプリを提供し、アプリのデータからユーザーがどれだけの頻度でガソリンを入れているのかを算出。そのサイクルを判断して、定期的にユーザーの自宅まで給油に出向く、という燃料のデリバリーサービスである。
毎月20ドルの会費がかかるが、アレクサンダーさんは「ガソリン価格は町のスタンドと比べても高くない」という。「ガソリンスタンドまでガソリンを入れに行く時間と、その間に消費するガソリンなどを考えれば十分に元は取れる」と自信を見せる。ヨシの計算によると、メンバーは時間にして1年当たり10時間、ガソリン代にして同150ドル程度が節約できる、という。
ヨシは2016年にサンフランシスコで始まったサービス。道路の渋滞、人口、車両の台数などの事情から、現在はロサンゼルスがビジネスの中心になっている。さらに今年はテキサスなどでもサービス提供を始める予定だという。 また会社の駐車場にガソリンをデリバリーする、という企業を対象にしたサービスも行っている。こちらは「最低4名のユーザーが加盟すること」が条件。4名以上が集まれば、毎週会社にサービス車両が訪れ、駐車場で車にガソリンを注入してくれる。企業による従業員サービスの一環として人気を呼びそうだ。
ヨシは給油のほか、無料のタイヤ空気圧チェック、洗車(有料)、オイル交換、ワイパー交換などのサービスも提供する。タイヤに関してはファイアストンブリヂストンがパートナーになっており、タイヤの摩耗が進めば高品質タイヤに交換を依頼できる。
米国でオイル交換を行う場合、まずアポイントをとって、作業に1時間近くかかって……と、ドライバーにはちょっと面倒。だがヨシのメンバーなら自宅で、あるいは会社で、気軽にマイカーのメンテナンスサービスが受けられる。これもメリットである。
ヨシは米国のベンチャー投資企業であるYコンビネーターによる起業支援で生まれた会社で、これまでに210万ドル(約2億4000万円)の投資を集めた。新しいかたちのガソリンビジネスとして業界では注目されている。
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日本の今の消防法では認められないけど、将来的にはどうなんでしょうね。
米国は国土が広大だから、ある程度規制が緩いのかも知れないし・・・