今日は、白石市へ。農業関係者訪問、生活相談…

2010-03-17 22:51:29 | 今日の活動

 今日は、白石市へ。午前中は、水落孝子市議とともに、農業林業関係者を訪問・懇談しました。
 この間、津波被害の調査で漁協関係者との懇談が続いていましたが、しばらくぶりに農業林業関係者との懇談です。
 農業委員会の事務局長さん、JA仙南白石支所の責任者の方と、懇談できました。
「食料自給率の向上とか言っても、実際の現場は、とても後継者が生まれる状況にはない」「農機具は、高額だし、税金はとられるし、米への助成だけではとても農業はできない」、こうした思いも受け止めたうえで、仙南地区では28日(日)に地域の農林業を考えるシンポジウムを開催するので、そのご案内もしてきました。ちなみに、シンポジウムの司会は、私がやることになりました。
 
 午後、予定にはなかったのですが、急きょ、水落市議のところに生活相談が持ち込まれたので、私も同行することになりました。
 この3月、ある国立大学を卒業予定で、就職も内定しているAさんが、4年生時の授業料を納付することができずに、この3月31日までに約40万円納付できなければ卒業が取り消しになる、何とかならないかという相談です。Aさんは、4年間、自宅からの仕送りもなく、奨学金とアルバイトでやりくりをしてきたとのこと。兄弟もおり、ご両親の家業の経営が困難で、家ではお金を工面できないとの相談です。
 社会福祉協議会に同行し、総合支援資金を借りられないかと相談に行ったのですが、失業などの場合とは違い、この事例では、貸すことはできないとのこと。金融機関もだめ。大学の先生から事務当局に分納はできないかとお願いしても、「できない」という一点張りだとのこと。その場から、各方面に電話を入れて相談しましたが、制度上の壁があることがわかりました。
 この春、授業料の滞納で、一クラス10人ちかく卒業が危ぶまれる生徒さんがいる県内の私立高校もあるとか。経済危機が、子どもたちを襲っています。高校でも大学でも、経済的理由で進学、就職を断念する子どもたちを絶対に生んではなりません。