久しぶりに更新します

2014-09-05 22:19:09 | 日々のこと

8月はいろいろと忙しく、新しいパソコンを買い替え(これまでのパソコンと併用)たこともあり、ブログの更新もなかなかできない状況でした。

さて、NHKの朝ドラ「花子とアン」も、いよいよ今日から太平洋戦争に突入。『赤毛のアン』も登場します

 先週の「しんぶん赤旗」日曜版には「花子とアン」の大特集。村岡花子さんのお孫さんの村岡恵理さんと白蓮さんの娘さんの宮崎ふきさんのインタビューが掲載されています。「花子とアン」を見るまでは、白蓮さんのことは、恥ずかしながら知りませんでしたが、こういう女性があの時代に存在したことは、驚きです。勝手に想像するに、今週の場面は、集団的自衛権の行使容認が閣議決定され、国会が数万のデモ隊によって包囲されていた時期に、撮影されたものでしょう(時期的に)。ドラマは、実際をかなり薄めている感はしますが、それでもNHKの現場のスタッフの皆さんは、いろいろな圧力もあるなかで、懸命にメッセージを伝えようとしていると受け止めています。

 

さて、話は変わりますが、今週、仙台市で私立大学の教職員組合の教研集会が開催されました。私も、一般参加者として、学生のキャリア教育の問題で法政大学の児美川孝一郎先生の講演を聞いてきました。

大変刺激的でした。いま、中学・高校・大学で大流行の「キャリア教育」のどこが問題なのか。数ある正規社員の選択肢にどう自分を適用させるか、「適用の論理」になっている。しかし、それで本当にいいのかという問題提起です。

詳しいことは、後日整理してまとめたいと思いますが、私が目から鱗が落ちたのはクランボルツの「計画的偶発性の理論」です。キャリア教育の世界では有名だそうですが。きわめて単純化して言えば、生涯にわたる個人のキャリアは、事実としても、決して「計画」に基づいてのみ歩まれているわけではない。めぐってきた「偶然のチャンスを活かす」ことが次なるキャリアへの道を開くことが圧倒的に多い、ということです。クランボルツが実施したアメリカのホワイトカラー層を対象とした調査では、18歳の時に考えていた職業に現在就いている人は、全体の2%に過ぎなかったそうです。2%はちょっと極端な気もしますが、かくいう私も、高校生の時にまさか将来共産党の仕事をやっているとは夢にも思わなかったし、人生はある程度、偶然に左右されるという指摘はうなづけます。もちろん、その「偶然のチャンス」を呼び込むための日頃の努力が求められていることに結論は行きつくのですが…。

 

ちょっとした刺激を受けて、すごく得した気分でした。

それでは、ごきげんよう、さようなら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


最新の画像もっと見る