選手の「図書館」に 日ハム吉井理人コーチに学ぶ

2016-09-29 14:21:53 | スポーツ

プロ野球パリーグは、日本ハムが大逆転でリーグ優勝を飾りました。日本シリーズは、「札幌対広島か」と話題になっていますがどうなることか。

さて、今季、大谷投手や強力な投手陣をつくった影の功労者が吉井理人投手コーチです。昨年は、ソフトバンクの投手コーチとして、ホークスの日本一の立役者となりました。

吉井さんは、一昨年まで「しんぶん赤旗」に「緩急自在」というタイトルの文書を掲載していました。その最終回(2014年12月26日)の文書は、実に興味深いものです。1軍と2軍の投手の一番の違いは問題を考え、解決する力の違いと述べています。

哲学では、自分の中のもう一人の自分のことを「自己意識」と呼んでいます。すべての事物は「対立物の統一」だというのは弁証法の基本です。自分の中の自分との対話によって「真理」に接近できるのです。

吉井さんは、「選手の中のコーチ」を育て、選手自身が考えることを習慣にしていくことが将来につながるといっています。実際に、立派な結果を出しました。

世代的継承は、私たちの運動にとっても喫緊の課題ですが、その際に、若い人に何かを教え込むという態度でなく、私たちがよく学び、「参考書」をそろえ、悩んでいる人たちに具体的にアドバイスを与えられるような接し方ができればいいのかなと思います。

狭い意味での共産党の内部の経験だけでなく、他の分野からも謙虚に「真理」を学ぶ姿勢をもち続けたいと思います。

 

 

 

 

 



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