2017年、今年はいかなる年に

2017-01-02 20:26:54 | 雑感

明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

このお正月は、家族3人穏やかに過ごしています。もっとも、年末に私も妻も忙しく、家の掃除、片付けをほとんどやっていなかったことから、息子からの突き上げもあり、部屋の片づけ、掃除をしています。

今夜は、ラム肉で焼き肉をお腹いっぱい食べ、息子も上機嫌です。

私は、今月、15日からの大会もあり、総選挙に向けた準備など、正月明けから忙しくなりそうです。

そんななか、私自身の今年の勉強課題としては、若者問題への理解をもう一段深めるための勉強、そして昨年来継続しているヘーゲル哲学「小論理学」の勉強を着実にすすめたいと思っています。

世界も日本も大きく時代が動いていることは間違いありません。しかし、人間の認識は、一直線に真理に到達するのでなく、まわり道をめぐってすすみます。その過程では、大きな誤りを犯すこともあります。アメリカ大統領選挙の結果は、そのことを示してます。しかし、大局的には、人間の認識は正しい方向にすすみます。人間の認識と理性、知性を信頼し、仕事をしていければと思っています。

ヘーゲル哲学は、科学的社会主義の陣営の中では、「客観的観念論」と位置づけられ、ひどく誤解をされています。しかし、ヘーゲル「小論理学」を読み進めるならば、その認識は唯物論の立場に立っていることが確認できます。科学的社会主義は、人類知識の総和だといわれていますが、哲学分野でいうとヘーゲル哲学こそ、それまでの人類知識の総和だといえるでしょう。ヘーゲルほど、古今東西の哲学思想を読み尽し、総括し、その批判の上に自らの哲学体系を打ち立てた哲学者は、存在しません。科学的社会主義の世界観、哲学を深め、とりわけ認識論を深めようとするならば、ヘーゲル哲学をいまこそ勉強すべきだと思います。学んだものの実感です。

同時に、人間への理解をより深めようとするならば、ヘーゲルやマルクス、エンゲルスにとどまらず、20世紀の精神分析学、脳科学、臨床心理の研究の蓄積などを勉強することも必要でしょう。

科学的社会主義の陣営は、確かに政治論、経済論、歴史学、未来社会論などの研究と実践は進んでいると思います。しかし、人間にとって最も根本である人間自身の研究と認識はどれだけすすんでいるのでしょうか。人間性が破壊され、これだけおびただしい数の若者(私たちの仲間も含め)が心を病んでいる事態に、どれだけ有効に対処できているのでしょうか。ここに考えるべき大事な問題があると思います。

時代の大きな流れに立ち遅れないように精進したいと思います。

 

 

 

 

 


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