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今日はお休みをいただいて、映画「いのちの山河 日本の青空Ⅱ」を鑑賞してきました。「生命村長」深沢晟雄・旧沢内村長の奮戦記です(こういう呼び方がいいのか?)。涙なしには見られない場面もたくさんあって、あっという間の2時間でした。
国政では、姥捨て山医療である後期高齢者医療制度の廃止が先延ばしにされ、宮城県政では、国保税を滞納している県民を滞納整理機構に送り込んで、財産差し押さえが横行する今日、憲法25条とは何か、地方自治とは何かを考えさせてくれる素晴らしい映画でした。
沢内村が、65歳以上の医療費無料制度、国保の10割給付をはじめたとき、厚生省は「国民健康保険法違反の疑いがある」といって介入してきました。しかし、深沢村長は「それは国保法に違反するかもしれませんが、末端の法律はともかく、少なくとも憲法違反にはなりません」「本来は国民の生命を守るのは国の責任です。しかし、国がやらないなら私がやりましょう。国は後からついてきます」といい、訴えられれば最高裁まで争うとまで言い切っています。政治にかかわる者として、非常に感動した場面です。
「行脚と対話」というのは、私たちが日々行っていることですが、まだまだこちら側から相手に壁をつくっていることは否定できません。考え方の異なる人たちのところにこそ、もっともっと足を運び、大いに議論しなければと映画を見ていて思いました。
それにしても、深沢さんのご夫婦は、お互いに信頼し合っていて、すばらしいご夫婦だと感心しました。
ぜひ、多くのみなさんに見ていただきたい映画です。