漁業が続けられるか、心配です

2010-03-06 22:45:33 | 災害、津波

 今朝は、6時半には自宅を出発して一路気仙沼へ。秋山善治郎さん(気仙沼市議候補)とともに、津波被害の現場(鹿折地区)を見てきました。昆布のいかだやカキのいかだが絡まって、回収作業もはかどらない状況です。石巻とは違って、こちらのカキいかだは、竹を束ねて作られていて、一つのいかだに200本ものロープ(15メートル前後)が海中につながっているそうです。それが、先日の津波で全部絡まり、ほとんどカキも海中に落ちたそうです。掛け金が高くて、漁業共済に加入している人もほとんどいない、途方に暮れている方々がたくさんいるそうです。
 お隣の陸前高田市では、市として養殖施設の処分費用の全額と復旧にかかる資材費用の一部を助成することを発表しています。さすが共産党員市長の機敏な決断です。市や県、国が早急に支援策を講じることが必要です。

 気仙沼を10時過ぎには出発して、今度は大崎市松山へ。途中、登米市東和地区の道の駅で昼食休憩。

 私の住んでいる大崎市では、4月の市長選挙、市議選にむけて各候補とも急ピッチで準備がすすめられています。今日は、日本共産党から立候補する4人の候補者の一人、木内とも子さんの事務所開きにかけつけ、応援の訴えを行ないました。前回の2.5倍の得票が必要なこと、党議員団の実績、松山地域にどうしても必要な議員であることを心から訴えさせていただきました。

 明日は、早朝から塩釜市で船に乗って津波の被害調査、午後は仙台で後援会の決起集会と地域のつどい、夜は、再度気仙沼に直行し演説会。超強行日程です。

「どれだけの被害総額になるのか、予想もつかない」

2010-03-04 21:54:50 | 災害、津波

 今日は、朝から石巻市に入り、三浦一敏党市議団長とともに、津波被害の調査を行ないました。
 カキの被害が大きいと報道されている荻浜、竹浜、狐崎浜、福貴浜などをまわって、被害の様子をお聞きしました。
 「今年の秋から来年の春に収穫するカキの仮殖場が大打撃を受けている」「網が絡まってどうにもならない状態だ」「資材の処理などに莫大な労力がとられる。不眠不休で仕事をしているが、お金にならない、逆にお金がかかる仕事ほど空しい仕事はない」「被害総額は、予想もつかない」など、お話を聞いたみなさんは、疲れきっている様子でした。
 県漁協の石巻東部支所を訪問し、支所長の阿部和芳さんと懇談しました。
 
開口一番、「津波がこんなに恐ろしいものだとは思わなかった」と当日の様子を詳しく聞かせてくれました。
 国と県の力で、被害を受けたカキいかだの撤去と廃棄物処理対策への支援、来季収穫のためのカキ種の購入の制度融資補助をしてほしいなど、組合で考えている要望の説明を受けました。
 養殖業のみなさんには何の落ち度もありません。「食材王国宮城」をささえる水産業のみなさんが苦境に陥っているいまこそ、政治の出番です。
 「こういう厳しいときにこそ、政治家は現場に来てほしい」とある方が言っていました。共産党としては、7日、8日に、高橋ちづ子衆院議員が、塩釜、気仙沼、石巻に入り、現地調査を行います。