スケート・アメリカ 女子シングル SP （2015・10月）

いよいよ始まったグランプリシリーズ。
まずはスケート・アメリカです。
もうすでに結果はわかっていますが、ゆっくり観てから感想を書いていきたいです。

女子シングルのSP、衣装の数々。


　　　　


　　　　


　　　　


　　　　

フレッシュな顔ぶれもあり、本当に時代はどんどん変わっているのがわかりますね～

衣装で一番インパクトのあったのがリプニツカヤ(笑)
ゴールドの衣装は動く度に赤い部分が素敵でした。
宮原さんはプログラムにドンピシャな衣装でした。



印象に残った選手だけ、簡単な感想です。
それも個人的な好みの偏りもあるかも・・・

まずはアメリカのカレン・チェン。　16歳。
そう言えば昨年の全米３位でしたね。
SPは「トゥーランドット」♪

　　　

　　　
初めに３Lz－３T、最初のジャンプの高さと幅が大きくて気持ち良い～！
スパイラルやレイバックスピンのきれいで良かったです。
62.28点でSP順位は４位。


そして噂のエフゲニア・メドベデワ、ロシアの15歳です。
ソチシーズンがあったりして、最近はロシアナショナルが観られなかったので、彼女の滑りは初見でした。
おぉ、15歳にしては背が高くて手足が長い。
SPは「百夜の調べ」♪
　　　

　　　

　　　
スピンから始まる構成。
手足の動きが惹き込まれるようでした。
最後にジャンプを持ってくる構成なのも斬新な感じ。
３F（tano）－３T、次に２A（tano）、ラストは３Fです。
ただ個人的にはtanoジャンプは軸が美しいならいいけど、ちょっとゆがむように見えました。
素人目だからそうなのかもしれないけど、tanoジャンプってあまり好きじゃないな～
リッポンくらいしかきれいなtanoジャンプを跳ばない気がします。

それにしてもロシアは次々といろんな選手が出てきますね～
国としての育成も半端じゃないし、本当に恐ろしい。
今回彼女を見て雰囲気がニコル・ゴスヴィアニを思い出しました。
きっと岡部さんあたり「雰囲気のある選手です。」と言いそう。

シニアデビューのこの大会、SPは70.92点でダントツの1位になりました。
凄っ！


それから久しぶりのリプニツカヤです。
ちょっと大きく育ちましたね～。
彼女を12歳の時から観ていますが、いつの間にか17歳か・・・
SPは「エルビス・プレスリー・メドレー」・・・

　　　

　　　
リプが笑顔で滑っている・・・

まぁ、去年は本当にケガに苦しみ大変だったよね。
涙のキス・クラが印象に残っています。
でも、でもこのプログラムは好きじゃないな・・・
衣装もこれで良いのか、と思ってしまう。
それでもリプ自身はいろいろ考えて、違う自分になってまた頑張っていこうとしているのだろうな。
まだフリーは観ていませんが、彼女の一番良かったのは「シンドラーのリスト」の時なのだろうか。
いつかまたダークなプログラムとかを滑ってほしい・・・

SPは62.24点で5位でした。


続いてゴールドです。
SPは「エル・チョクロ」♪
　　　

　　　
３Lz－３Loは決めてきました。
肘を上にあげるスピン、彼女はよくやるけどあまりきれいじゃない。
３Ｆのミスはありましたけど、まずまずの滑り。
でも全体的に強すぎる？　というか体育会系の滑り。
65.39で２位でした。
なんか、いっぱい加点をつけるジャッジがいるぞ。　わかりやすいな～


最終滑走は宮原知子さん。
SPは初見なので楽しみでした。
「ファイヤーダンス」♪で衣装もマッチしていますね。

　　　

　　　

　　　

　　　
少し緊張していたのかな。
３Lz－３Tは最初のジャンプを空中でうまくコントロールしていました。
３Fはエッジエラーか。
彼女のスピンはとても正確で、真面目さが表れているかのよう。
ステップは評価もあと一つだからこれからもっと頑張ってください。

それにしてもドヤっと見せてくれる場面がたくさんあって良かった。
強いプログラムをドヤドヤっと表現できるように、練習してきたのでしょう。

今季もなかなか高いPCSがつかないグランプリシリーズになったとしても、私は評価したいです。
もうね、採点競技はモヤモヤばかりだから、あまり期待しないよ・・・

SPは65.12点で３位でした。



SPの結果はこちら。

う～ん、ロシアの15歳、恐るべし。