日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

「アスリートの魂」  宮原知子選手

2013-12-31 13:48:06 | フィギュアスケート
穏やかな大晦日です。
今年も変わらない年末を迎えていますが、年越しもフィギュアスケート三昧になりそうな予感。
BSのNHKでは今までのNHK杯を一挙放送してくれるし、明日はソチ五輪が近づくという事で
今までの冬の五輪を一挙放送ですよ。
もちろんフィギュアスケート以外のスポーツもあるけれど、トリノやバンクーバーのフィギュアをまた
観られるのか~嬉しいな~
まぁ、観たくない選手も出てくるだろうけど・・・・


さて、ちょっと前にあったNHKの「スポーツの魂」で宮原知子選手の特集を観ました。
これがなかなか良い番組で、私は繰り返して観るほどでした。
宮原選手はジュニアの頃から試合で観ていましたが、シニア参戦の今シーズンに
「他のシニア選手とやっても見劣りしないように頑張りたい。」と目標を掲げ頑張っていました。
4月から先日の全日本までの8カ月を追ったドキュメントでした。

   

   

身長144㎝の15歳、高校一年生。
朝6時にお父さんの車でリンクまで送ってもらう宮原さん。
車の中で食べる朝食がお皿のままでサラダやウインナーを食べているのが可愛かった。
関西大学のリンクでは織田君とも一緒で、織田君の性格の良さがいろいろ感じられるシーンも。
バンケでも隣に座っていたし。

宮原さんと言ったら一年前の全日本の表彰台がインパクトがありましたね。
フリーの技術点は誰よりもトップだったのも凄かった。
   


彼女が難しい3Lz-3Tを跳ぶのは有名。
でも最近は回転不足がとられる事が多くなりました。
番組ではなぜ彼女が3Lz-3Tを跳べるのか説明。
他の選手と違って順回転だけでなく逆回転のジャンプの練習もしているとか。
そのためにジャンプを跳ぶ時に筋力がゆがむことなく、左右のバランスの良い早い回転になるそうです。
宮原選手と言ったら逆回転のスピンを入れるのが有名だけど、ジャンプも逆回転で練習をしているのは知らなかったです。
   


それでも身体が小さいのでより高くより大きなジャンプを跳べるように今シーズンはいろいろ模索していたのですね。
興味深かったのが渡米してイリヤ・クーリック氏の元でジャンプの練習をしていた場面です。
より高く跳ぶために軸足(左足)の近くに右足を持ってきて、両足で上に高く跳ぶ練習。
失敗しても寡黙に頑張る宮原さん。
   

   

   

   
日本に戻っても一生懸命に練習していました。


いつも優しそうなイメージの濱田コーチがどんな感じて指導するのか興味がありました。
リンクではタブレットで動画を撮っているのでしょうね。
すぐに確認しながら、一生懸命に指導していました。
宮原さんが初のグランプリシリーズ、NHK杯に出ると決まってから、調整も兼ねて二つの試合に出た時に
ジャンプがうまくいかずに苦しむシーンがありました。
濱田コーチに「度胸が足りない。中途半端な失敗をするならやりなさんな!」と叱ります。
(ほぅ、こんな風に叱るのか・・・)

小さい時から指導してきて「不器用だけど一生懸命に努力する天才!」と表現していたのが印象的でした。


そしていよいよNHK杯。
   

   
ジャンプはしっかり跳び、自己ベスト。
(回転不足はありました)

その後はロシア杯に出た後、この前行われた全日本選手権。
ここでも彼女自身の記録を更新しました。
   

   

全日本では4位。
ソチの代表にはなれなかったけれど、4年後のオリンピックには出たいと言っていました。

今シーズンはNHK杯とロシア杯で順位は高くはありませんでした。
他のシニア選手と比べて、ジャンプが低空で・・・と言っても回転が速く跳べちゃうのは凄いです。
ジャンプは見栄えとしてダイナミックではないからどうしても加点が低いのかもしれない。
それでも私は彼女の丁寧で真面目な滑りが好きです。
これからシニアで闘っていく上で、目標を持ちながらもっともっと練習していくでしょうね。

この番組を観て、彼女の控えめな性格がとてもわかりました。
小さい時に環境が変わって一年ほど誰ともしゃべれなくなったエピソード。
フィギュアスケートと出会って、とても夢中になれたこと。
そんな時を経て、今、寡黙にひたむきに頑張る宮原さん、好感が持てました。

今季が終わったらフィギュアスケートから離れようかな~なんて思っていたけれど
宮原選手は見届けていたい、応援したいと思えてきました。
彼女には公平なジャッジでいろんな試合を頑張ってほしいな~
そんな事を思った番組でした。













   

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