日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

2013 世界ジュニア 女子シングル SPとフリー

2013-03-13 14:06:34 | フィギュアスケート
いよいよ世界選手権が始まりますね~
遠くカナダのロンドンでどんな闘いになるのか今夜から眠れません(笑)
今夜は試合経過をできればストリーミングで追いながら、放送はもちろんJ-Sportsで観ようと思います。

その前に。
すでに終わっている世界ジュニアの感想を書きたいです。
特に今いろいろと騒がれている女子シングル。
田村岳斗さんのブログはいつも観ていますが、今回の田村さんの勇気ある意見に頼もしさを感じています。
それに対するコメント欄もすごい!
応援する人が多い中・・・誰だ?
自分のブログに呼び込もうとしてまで激しい意見を書きこむのは。
それはあの有名人だった・・・

いろいろ騒がれているエッジエラーの件は、もちろん私は素人なので詳しく検証はできないけれど
今回の世界ジュニアは本当に観ていて悲しくなりました。
今までもジュニアの試合もいっぱい観ているけど、ちょっと珍しいくらいに厳しい判定でした。
それもこれもきちんと覚えておきたいです。



まずは女子シングルのSPから。
今回は会場はイタリアのミラノ。
36カ国から45人の出場だそうです。
今回の実況は神崎範之(かんざきのりゆき)さんで初めての登場。
国際テクニカルスペシャリストと紹介された神崎さんはなんと京大出身!!
そしてお声が若いと思ったらまだ30歳なんですね~
J-Sportsは解説をいろいろな方にやってもらうのですね~


さて、いつものように印象に残った選手の感想です。
まずは本郷理華さん、16歳。
全日本の滑りの記憶も新しい。
SPは「サムソンとデリラ」ですが・・・
正直言うとこのプロは誰が滑っても「またか・・・」という感があるのです、すみません。
   

   
3T‐3Tは回転不足になっちゃった。
でもスピンはレベルもしっかり獲れて良かったです。
あとはステップかな。
まだジュニアの選手にあまり言いたくないけど、どうしても姿勢の悪さが気になる選手です。
全日本の時もそこだけ残念と思ったけど、でも今から直せたら素敵なシニアの選手になるだろうな~と思っています。
フィギュアスケートはバレエにも通じる、美しさを競う面もあるから、少しずつでも直して欲しいな。
SPは52.15点で7位でした。←(SP最終順位です)


次はフランスのロリーヌ・ルカバリエ、16歳。 初出場です。
ジュニアよりもお姉さんぽいかな。
SPは「Sing Sing Sing」♪
   

   
ピンクの衣装には♪の模様が入っていて可愛かったです。
3Fはエッジエラー、レイバックスピンはとっても良かったけど最後にスピードが落ちてしまった。
この辺りは「レベルとGOEの兼ね合いが難しい。」と神崎さん。

とっても可愛らしい選手ですが、キス・クラでは足を閉じよう!
(ちょっと前のマカロワちゃんと同じ。)
SPは50.43点でシーズンベスト、嬉しそう。
全体の9位でした。


続いてはカナダの選手。
ゲイブリル・デイルマン、15歳。
もちろん覚えていますよ、この衣装だもの。
女ヴァン・デル・ペレンのようでカッコいいかも。
この衣装でSPプロは「アバター」です。
   

   
そう言えばカナダ・ナショナルでは2位でしたね。

3T‐3Tは回転不足、オーバーターンとステップアウト。
3Fはロングエッジ。
他のエレメンツはまずまずだったのでは。
SPは50.70点で8位でした。
今年の女子はタイツ衣装は何人いるのだろう・・・


次はロシアのアンナ・ポゴリラヤ。
「ソチに間に合う14歳。」と紹介されます。
ロシアのナショナルでのインパクト残っていますよ。
   

   
いつ観ても足が長いポゴリラヤ。

3Lz‐3Tが素晴らしかった。 10.20点!
3Fはロングエッジ。
フライングキャメルスピンでの入りがぐらつきレベル1になったのは惜しい。
SPは53.98点でシーズンベストには届かず。 でも3位になりました。


続いてジュニアでは今季負けなしのエレーナ・ラジオノワ、14歳。
リンクサイドでコーチの送り出されるシーンは見ていて怖いくらい。
ラジオノワも緊張気味に見えました。
SPプロは「フィフスエレメント」♪
   

   

   
最初の3‐3は一つ目のルッツが回転不足。
2Fはロングエッジと転倒・・・めずらしいな~
スピンは素晴らしく全てレベル4でした。
この曲はボーカル入り。(ア~ア~と意味はないですが)
彼女は12歳の時から観ているけどどんどん巧くなっている感じ。
SPは53.48点でかなり低い点数です。 
5位なんて信じられない~というような表情かな。


続いてもロシアの選手、昨年の世界ジュニアチャンピオン。
ユリア・リプニツカヤです。
ずっとケガをして練習が出来なかった彼女、少し緊張気味かな。
   

   

   
キス・クラで見せたこの表情が凄い。
眉間にしわを寄せて「何?」とでも言いたいのか。
でもある意味、こんな強さって必要かも。

最初は3Lz‐1Tになってしまった。
3Fは彼女もロングエッジをとられる。
スピンは相変わらずレベル4で揃えました。
SPは53.86点でシーズンベストよりも10点ほど低い。
SPは4位でした。

でもケガでファイナルやナショナルにも出られなくて大変だった彼女です。
この強気がどこまで生かせるか、勝負ですね。


ここで登場、宮原知子ちゃん、14歳。
神崎さんの妹弟子と紹介されます。
SPプロはもちろん「スワンレイク」
   

   
私は彼女のスピンが好きだな~

最初の3Lz‐3Tはどちらも回転不足、そしてロングエッジ。
3Fも回転不足。
2AはOK。
彼女はステップもスピンもオールレベル4でした。素晴らしい。

彼女のジャンプは高さがないので回転不足を獲られやすいのでしょう。
でもいつ観ても丁寧で確実に滑ろうとしているのが伝わってきます。
まぁ、その辺の丁寧さはスピード不足に観られる事もあるだろうけど。
あとは表情かな~

全体的に滑らかで柔らかな動きが良かったです。
SPは52.16点で6位でした。


次はアメリカの19歳。
サマンサ・シーザリオ、何とジュニアは初出場だとか。
SPプロは3シーズン目の「カルメン」♪
   

   
体つきや雰囲気が大人の印象ですね。
ずっとケガで苦しんでいたそうです。
世界ジュニアは初で最後の挑戦とのこと。

3‐3は入れていない構成。
3Lo‐2Tのループだけ回転不足。
大きな減点もなくSPは54.69点で首位になりました。

SPの結果はこちら。

千鶴さんが「今回は見た目はノーミスでも回転不足が多くとられました。」と。
SP終わってのダンゴ状態はどうなるでしょうか。
神崎さん、面白いコメントとかエピソードはまったくなし・・・


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続きましてフリープログラムです。

イタリアのミラノで行われているこの大会。
SPもフリーも電気系統や製氷機の故障で支障がでているとか。
ついでにテクニカルコントローラーも故障中?



まずは本郷理華さん。
ブラックスワンですよ。
   

   

   

長いプログラムだから姿勢の悪さがどうしても最後まで気になります。
どうか矯正してくれますように。 と、一ファンとしての希望です。

ルッツはロングエッジ。
フリップやループに4つの回転不足。
頑張っても頑張っても報われないこの試合。
キス・クラでも涙目になっちゃいますよ。

フリーは90.47点、トータルで142.62点。
最終的には9位となりました。
悲しい結果です。


続いてラジオノワ。
今日も怖い目つきのコーチに送りだされる。
   

   

   

   

   
今日のフリーには惹きこまれました。
ロシアのナショナルでは「好みじゃない。」と思ったけど、世界ジュニアでは表現力を感じました。

最初の3つのジャンプはロングエッジや回転不足をとられたけど、後半からはジャンプをしっかり
決めたのが大きいです。
そしてラストのステップシークエンスとレイバックスピンはとても良かったな~

フリーはロシアの映画メドレーだそうですが良いプログラムだと思いました。
後から観たリプニツカヤよりも途中途中の動きがきれいでハッとする場面もありました。
アイスダンスじゃないけど、何枚も写真が撮れそうな動きというのか。

フリーは116.23点、トータルでは169.71点。
厳しいジャッジの試合を見事に勝ち抜いた結果です。


そしてリプニツカヤ登場。
彼女は3‐3を入れない構成ですね。
   

   

   
首位には届かなかった彼女。
どうしてもラジオノワの基礎点よりも低い構成なので仕方ないですね。
ロングエッジはとられたけど回転不足はありません。
あとは3Sがダブルになった辺りが惜しい。

ラジオノワと比較すると繋ぎの辺りで表現力が足りない?
リプニツカヤはスピンだけ凄い!というイメージになっています。
柔和な表情や豊かな表現力が出てきたら良いのにな。

フリーは111.81点。
トータルでは165.67点で2位。
ジュニアの連覇は本当に難しいですね。



そして宮原知子ちゃん登場。
可愛い衣装で「ロミオとジュリエット」♪
   

   

   

   

   
リンクで拾ったものが気になる~
ミンティアのようなタブレットラムネかな?

さて問題の一つ目のルッツ。
何度も繰り返して観ました。
ちゃんとアウトエッジになっているのにeが付くなんて・・・
田村さんはコーチという立場であそこまで踏み込んで発言をしたのですが、それはそれで当たり前の事だと思います。
むしろ今まで日本勢は泣き寝入りでしたから。
そして今は宮原選手に対する風当たりの心配をしているという状態。

彼女はフリーもとても丁寧に滑りました。
荒削りではなく、滑らかに丁寧に。
だけどキス・クラで長く待たされて出てきた結果が・・・
回転不足が6こ、ロングエッジが3こ
悲しいですね。
「今回の大会の基準ではとられますね~」と千鶴さん。
「ジャンプを低く跳ぶ選手なので確認されてしまう。」と神崎さん。

悲しい結果は95.26点、トータルでは147.42点。
昨年よりも順位を落とし7位で終わりました。


そしてSP2位のポゴリラヤです。
フリーのプロは何かソトニコワっぽいぞ。
   

   
14歳にしては独特の存在感を感じます。

ジャンプは全体的に着氷が乱れてきれいじゃない降り方でした。
だからGOEはマイナスが多い。
でも反面、回転不足は一つもないのが大きい。

フリーは106.34点でトータルは160.32点。
この時点で3位になりました。


最終滑走はSP1位のサマンサ・シーザリオ、19歳。
フリーは持ち越しの「ブラックスワン」♪
   

   

そんなに悪い滑りじゃなかったけど得点がなかなか出ない。
と言う事は・・・

回転不足が5つ、ロングエッジが1つ。
厳しい結果でした。
見た目ではジャンプの着氷がきれいじゃないポゴリラヤよりも良かったのにこの結果ですか。

フリーは99.86点、トータルでは154.55点。
4位という結果が出ると会場ではブーイングが。
応援するアメリカ勢だけでなく、他の観客達のブーイングもありましたね。
   
ジェソン・ブラウン君が眼鏡をかけると一気にアキバ系に見えちゃう・・・


最終結果はこちら。




終わってみればロシア勢独占。
確かに凄いのですがいろいろ考える大会でした。

   

   
                           (この男性、バンクーバー女子の猫ジャッジですか?)

   



14歳の3人、それぞれが個性的ですね。

ラジオノワ・・・「SPが5位だったので表彰台に乗れれば良いと思っていた。」
リプニツカヤ・・「SPは緊張したのでフリーは何も考えなかった。」
ポゴリラヤ・・・「SPもフリーも私は緊張しなかった。」

14歳で追われる立場も経験する彼女達、ロシア女子は凄過ぎる・・・



   













   

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