[1月23日15:41.天候:晴 東京都墨田区菊川 都営バス菊川駅前バス停→愛原学探偵事務所]
善場主任との話が終わった私と高橋は、新橋バス停から都営バスに乗った。
これなら乗り換え無しで、菊川まで帰ることができる。
〔「菊川駅前です」〕
バスが三ツ目通り上のバス停に到着する。
中扉から降りるのだが、最近の中扉はブザー式からチャイム式へと変わった。
電車のドアチャイムと同じである。
愛原:「この時間だと、リサが帰って来る頃かもしれないな」
高橋:「そうかもしれませんね」
バスを降りて、事務所へ向かう。
その際に、菊川駅前の交差点を渡ることになる。
リサ:「あ、先生」
交差点で信号待ちをしていると、コンビニからリサが出て来た。
愛原:「やっぱりリサ、このタイミングだったか」
高橋:「下校中に買い食いとは、いい身分だな?」
リサ:「暴走を抑える為だよ」
高橋:「また都合のいいこと言いやがって」
愛原:「まあ、いいさ。さっさと事務所に戻ろう」
高橋:「先生、俺は夕飯の支度がありますので……」
愛原:「ああ、そうだったな」
リサ:「わたしも帰る」
愛原:「ああ」
事務所には、私だけが先に帰ることになった。
[同日18:00.天候:晴 同地区内 愛原のマンション]
愛原:「ただいまァ」
高橋:「お帰りなさい」
リサ:「お帰りなさいませ。御主人様」
愛原:「メイドか!」
リサ:「ノンノン!性奴隷でーす!」
愛原:「それはメイドですらねぇ!」
リサ:「まあまあ。後で、話があるから」
愛原:「話?」
今夜の夕食は、トンカツ定食だった。
どうやら今日は豚肉が安かったらしい。
その代わりパン粉と食用油は値上がったと聞く。
リサは食べるのに夢中であったが、食べ終わると思い出したかのように言った。
リサ:「そういえば、中等部の修学旅行の代わりをやるって話があったよ」
愛原:「やっぱりやるのか?」
リサ:「人数制限して、日替わりでね」
そう来たか。
学年全員で一気にやるわけではない、と……。
リサ:「これが資料」
愛原:「えーと……なになに?」
そこに書いてあったのは……。
愛原:「た、確かにこれは……普通ではない」
高橋:「何スか?」
愛原:「東武の夜行列車で行く、スキーツアーだ」
高橋:「マジっスか!」
愛原:「まさか、スノーパル貸切で行くとはなぁ……」
どうやって予算を使い切るか、悩みに悩んだ結果だというのは分かるが……。
リサ:「サイトーが雪だるまになる所、また見れる!」
リサは鼻息を荒くしている。
リサとしては、楽しみなのだろうが……。
愛原:「いや、やめなさいって。命に関わるから」
高橋:「でも先生、リサが参加しちゃって大丈夫なんスか?」
愛原:「学校行事なんだから大丈夫だろ?」
リサ:「それと、『リサ・トレヴァーのリラクゼーションサロン』、またオープンするよ?」
愛原:「昨日、老廃物を吸い取ってもらったばかりだから、まだそんなに溜まってないよ?」
リサ:「今日は軽くでいいから」
愛原:「しょうがないな。じゃあ、また頼むよ」
リサ:「おー!また後で準備するね!」
今度は一体、何を企んでいるのやら……。
[同日19:00.天候:晴 愛原のマンション(リサの部屋)]
再びリサの部屋に入ると、リサはジャージに着替えていた。
リサ:「フフフ……。ようこそ……!」
愛原:「リサ、第0形態なのに、何だその不気味な笑みは?」
リサ:「ちょっと見てみらいたいものがあるの」
リサはそう言うと、ジャージを脱ぎ始めた。
そして、上は体操服のTシャツ、下は短パン……ではなかった。
愛原:「こ、これは……!?」
短パンと同じ色合い(グリーン)のブルマーだった。
リサ:「先生、こういうのがいいんでしょ?ほら、見て見て!」
愛原:「いや、オマエ、これ……ええっ!?本当にあったのか!?」
リサ:「高等部ではもう全廃だから無いんだって。だから、中等部に行ってきた。そしたらあった」
愛原:「中等部にはあるの!?」
しかし、中等部でもリサを含めて、みんな短パンだったような気がするが……。
リサ:「実質的には廃止だけど、明確に校則には書かれてないから、購買に在庫はあったみたいだよ」
愛原:「で、わざわざ買って来た?」
リサ:「むふー!」![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0164.gif)
リサは鼻息を荒くしていた。
リサ:「それにしても、昔はこんなパンツで体育やってたんだね」
愛原:「そ、そうだな」
リサ:「短パンよりも動きやすいじゃん。……ちょっとキツいけど」
愛原:「そりゃ、中等部の時のサイズじゃ……」
何だかんだ言ってリサの体も、少しずつ成長しているということだ。
この辺も、他のリサ・トレヴァーとは違うのかもしれない。
リサ:「お尻に食い込んじゃう……」
愛原:「短パンよりも密着するからね。だから、短パンよりもワンサイズ上のを買うのが正解らしいぞ?」
その為、私の同級生の女子で、男兄弟のいるコはそれで失敗したのか、よくハミパンするコがいた。
親が短パンと同じ感覚で、ブルマーのサイズを選んでいたからである(その為、兄がいるコがよく失敗していた。親としては、まずは息子の体操着を買う為、その感覚で次の娘の体操着を買っていたからだろう)。
リサ:「わたしのセクシーショットを見ながら、マッサージをどうぞ!」
愛原:「そりゃあ眼福だ……」
確かにセクシーっちゃセクシーなんだが、それで第1形態に戻られちゃあね……。
リサ:「おっ、そうだ。注文票もらったから、今度はサイトーのも買ってあげよう。サイトー、どういう反応するかな?うへへへ……」
愛原:「そりゃもう、思いっ切り恥ずかしがるだろうなぁ……。イジメは良くない。ダメだぞー」
リサ:「分かってるよ。花子先輩、どうしたんだろう?」
愛原:「“トイレの花子さん”か。まだ遺骨が見つからないんだ。こうも見つからないと、やっぱり白井がガメて、何らかの実験に使ってるんだろうなぁ……」
リサ:「死んでから実験に使われるのも、何かヤだね」
愛原:「まあな。早いとこ見つけてやらないと……」
[1月24日09:00.天候:晴 同地区内 愛原学探偵事務所]
翌朝になり、事務所に行くと、1枚のファックスが来ていた。
見ると、それは仕事の依頼書であった。
クライアントは斉藤社長。
社長直々に、私に仕事を依頼してくるのは久しぶりだ。
また、絵恋さんのお守りでも以来してくるのだろうか。
詳細は、社長の会社で直接話すとあったので、それを受けることにした。
善場主任との話が終わった私と高橋は、新橋バス停から都営バスに乗った。
これなら乗り換え無しで、菊川まで帰ることができる。
〔「菊川駅前です」〕
バスが三ツ目通り上のバス停に到着する。
中扉から降りるのだが、最近の中扉はブザー式からチャイム式へと変わった。
電車のドアチャイムと同じである。
愛原:「この時間だと、リサが帰って来る頃かもしれないな」
高橋:「そうかもしれませんね」
バスを降りて、事務所へ向かう。
その際に、菊川駅前の交差点を渡ることになる。
リサ:「あ、先生」
交差点で信号待ちをしていると、コンビニからリサが出て来た。
愛原:「やっぱりリサ、このタイミングだったか」
高橋:「下校中に買い食いとは、いい身分だな?」
リサ:「暴走を抑える為だよ」
高橋:「また都合のいいこと言いやがって」
愛原:「まあ、いいさ。さっさと事務所に戻ろう」
高橋:「先生、俺は夕飯の支度がありますので……」
愛原:「ああ、そうだったな」
リサ:「わたしも帰る」
愛原:「ああ」
事務所には、私だけが先に帰ることになった。
[同日18:00.天候:晴 同地区内 愛原のマンション]
愛原:「ただいまァ」
高橋:「お帰りなさい」
リサ:「お帰りなさいませ。御主人様」
愛原:「メイドか!」
リサ:「ノンノン!性奴隷でーす!」
愛原:「それはメイドですらねぇ!」
リサ:「まあまあ。後で、話があるから」
愛原:「話?」
今夜の夕食は、トンカツ定食だった。
どうやら今日は豚肉が安かったらしい。
その代わりパン粉と食用油は値上がったと聞く。
リサは食べるのに夢中であったが、食べ終わると思い出したかのように言った。
リサ:「そういえば、中等部の修学旅行の代わりをやるって話があったよ」
愛原:「やっぱりやるのか?」
リサ:「人数制限して、日替わりでね」
そう来たか。
学年全員で一気にやるわけではない、と……。
リサ:「これが資料」
愛原:「えーと……なになに?」
そこに書いてあったのは……。
愛原:「た、確かにこれは……普通ではない」
高橋:「何スか?」
愛原:「東武の夜行列車で行く、スキーツアーだ」
高橋:「マジっスか!」
愛原:「まさか、スノーパル貸切で行くとはなぁ……」
どうやって予算を使い切るか、悩みに悩んだ結果だというのは分かるが……。
リサ:「サイトーが雪だるまになる所、また見れる!」
リサは鼻息を荒くしている。
リサとしては、楽しみなのだろうが……。
愛原:「いや、やめなさいって。命に関わるから」
高橋:「でも先生、リサが参加しちゃって大丈夫なんスか?」
愛原:「学校行事なんだから大丈夫だろ?」
リサ:「それと、『リサ・トレヴァーのリラクゼーションサロン』、またオープンするよ?」
愛原:「昨日、老廃物を吸い取ってもらったばかりだから、まだそんなに溜まってないよ?」
リサ:「今日は軽くでいいから」
愛原:「しょうがないな。じゃあ、また頼むよ」
リサ:「おー!また後で準備するね!」
今度は一体、何を企んでいるのやら……。
[同日19:00.天候:晴 愛原のマンション(リサの部屋)]
再びリサの部屋に入ると、リサはジャージに着替えていた。
リサ:「フフフ……。ようこそ……!」
愛原:「リサ、第0形態なのに、何だその不気味な笑みは?」
リサ:「ちょっと見てみらいたいものがあるの」
リサはそう言うと、ジャージを脱ぎ始めた。
そして、上は体操服のTシャツ、下は短パン……ではなかった。
愛原:「こ、これは……!?」
短パンと同じ色合い(グリーン)のブルマーだった。
リサ:「先生、こういうのがいいんでしょ?ほら、見て見て!」
愛原:「いや、オマエ、これ……ええっ!?本当にあったのか!?」
リサ:「高等部ではもう全廃だから無いんだって。だから、中等部に行ってきた。そしたらあった」
愛原:「中等部にはあるの!?」
しかし、中等部でもリサを含めて、みんな短パンだったような気がするが……。
リサ:「実質的には廃止だけど、明確に校則には書かれてないから、購買に在庫はあったみたいだよ」
愛原:「で、わざわざ買って来た?」
リサ:「むふー!」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0164.gif)
リサは鼻息を荒くしていた。
リサ:「それにしても、昔はこんなパンツで体育やってたんだね」
愛原:「そ、そうだな」
リサ:「短パンよりも動きやすいじゃん。……ちょっとキツいけど」
愛原:「そりゃ、中等部の時のサイズじゃ……」
何だかんだ言ってリサの体も、少しずつ成長しているということだ。
この辺も、他のリサ・トレヴァーとは違うのかもしれない。
リサ:「お尻に食い込んじゃう……」
愛原:「短パンよりも密着するからね。だから、短パンよりもワンサイズ上のを買うのが正解らしいぞ?」
その為、私の同級生の女子で、男兄弟のいるコはそれで失敗したのか、よくハミパンするコがいた。
親が短パンと同じ感覚で、ブルマーのサイズを選んでいたからである(その為、兄がいるコがよく失敗していた。親としては、まずは息子の体操着を買う為、その感覚で次の娘の体操着を買っていたからだろう)。
リサ:「わたしのセクシーショットを見ながら、マッサージをどうぞ!」
愛原:「そりゃあ眼福だ……」
確かにセクシーっちゃセクシーなんだが、それで第1形態に戻られちゃあね……。
リサ:「おっ、そうだ。注文票もらったから、今度はサイトーのも買ってあげよう。サイトー、どういう反応するかな?うへへへ……」
愛原:「そりゃもう、思いっ切り恥ずかしがるだろうなぁ……。イジメは良くない。ダメだぞー」
リサ:「分かってるよ。花子先輩、どうしたんだろう?」
愛原:「“トイレの花子さん”か。まだ遺骨が見つからないんだ。こうも見つからないと、やっぱり白井がガメて、何らかの実験に使ってるんだろうなぁ……」
リサ:「死んでから実験に使われるのも、何かヤだね」
愛原:「まあな。早いとこ見つけてやらないと……」
[1月24日09:00.天候:晴 同地区内 愛原学探偵事務所]
翌朝になり、事務所に行くと、1枚のファックスが来ていた。
見ると、それは仕事の依頼書であった。
クライアントは斉藤社長。
社長直々に、私に仕事を依頼してくるのは久しぶりだ。
また、絵恋さんのお守りでも以来してくるのだろうか。
詳細は、社長の会社で直接話すとあったので、それを受けることにした。
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