[4月16日07時10分 天候:曇 千葉県成田市取香 成田空港第3ターミナル→成田空港交通ターミナル間無料循環バス車内]
朝食を食べ終えると、両親達は国内線用の保安検査場に向かった。
父親「離陸の1時間前だ。そろそろゲートに向かうとするよ」
愛原「じゃあ、気を付けてね」
父親「お土産は宅急便で送るよ。ちんすこうとか紫芋タルトとかでいいかな?」
愛原「俺達はそれでいいんだけど、リサがなぁ……」
父親「肉が好きなんだったな。分かった。ラフテーのレトルト食品とかあったら、それにしよう」
リサ「ありがとうございますぅ!」🤤
愛原「リサ、よだれ」
マスクをしていて良かったナ……。
こうして、両親は保安検査場を通過していった。
一応、搭乗ゲートのあるサテライトに向かう所まで見送る。
姿が見えなくなると……。
愛原「じゃ、そろそろ帰ろうか」
リサ「見送らないの?」
愛原「ん?もう見送ならしただろう?」
リサ「あの、飛行機が離陸するまで」
愛原「ああ、そういうことか。第3ターミナルには展望デッキが無いんだ」
リサ「そうなの?」
愛原「隣の第2ターミナルにはあるんだが、そこからだと第3ターミナルは遠くて見えないらしいな」
全く飛行機が見えないわけではないのだが、例えばこのターミナルをハブとしているジェットスターでさえ、ターミナル本館とサテライトを結ぶブリッジからなら飛行機がよく見えると案内しているほど。
つまり、両親のように、これから搭乗する客しか見れないというわけだ。
愛原「こういうのも含めて、LCCなんだろうな」
リサ「ふーん……」
愛原「なので、第3ターミナルの見送りはここまで。あとは帰るぞ」
高橋「どうやって帰ります?」
愛原「行きは京成だったろ?帰りはJRにしよう。JRの快速に乗って、錦糸町からのバス乗り換えだ」
高橋「了解です」
愛原「本数が少ないから、バスで第1まで行くぞ」
高橋「えっ?」
愛原「どうせなら始発駅から乗りたい。グリーン券なら奢るから」
高橋「そういうことでしたら。バス代は……」
愛原「いや、羽田空港も含めて、成田空港のターミナル間循環バスも無料だから」
高橋「それはいいですね!……ちょっと、一服してきていいですか?」
愛原「いいよ」
保安検査場のすぐ近くにトイレがあり、その隣に喫煙所がある。
愛原「沖縄に行く前に、沖縄の土産とか……w」
リサ「確かに面白いね。ねぇ、先生」
愛原「何だ?」
リサ「都内にも、沖縄料理のお店とかあるよね?」
愛原「あるなぁ」
リサ「『予習』のつもりで、食べてみるというのは?」
愛原「ははは、面白い発想だな。まあ、考えておこう」
リサ「よろしくね」
その後、高橋夫婦の一服タイムが終わり、私達はターミナルの外に出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/15/f9c47f888eed3defa2f27f607e9c860f.jpg)
愛原「第1ターミナル行き、3番乗り場だそうだ」
ターミナル間無料循環バスは、黄色く塗装されたノンステップバスが充当されている。
但し、大きな荷物を乗せられるようにと、車椅子スペース席は予め収納されており、基本的にそこに座ることはできない。
始発便は朝の5時23分発で、終バスは22時40分。
その間5分~7分間隔とのことで、時刻表は掲示されていない。
何故ならこの路線、貸切扱いである為、一般乗合のバスとは違うからである。
バスに乗り込んで、後ろの席に座る。
リサ「都営バスみたいだね」
愛原「まあ、車種は同じだからな」
発車の時間になったか、前扉と中扉が閉まる。
〔発車します。ご注意願います〕
バスは第3ターミナルを出発した。
〔ピン♪ポン♪パーン♪ まもなく、第2ターミナル1階到着ロビー8番バス停に到着致します。国際線ご利用の方は、こちらでお降りください〕
発車して、すぐに第2ターミナルに差し掛かる。
少し歩くが、それでも第3ターミナルから第2ターミナルは通路が繋がっているということもあり、徒歩連絡が可能な距離だ。
それをバスで行くと、あっという間に到着する。
あえて『国際線』と言っているわけだから、『国内線』のバス停は、また別にあるということだ。
実際路線図を見ると、第2ターミナルには2ヶ所止まることになっている。
尚、この全ターミナルに止まるバスであるが、基本的にはどのターミナルも乗車客がある為、降車ボタンを押さなくても停車してドア扱いをする。
例外なのは、東成田駅。
ターミナル間循環バスだから意外に思うかもしれないが、東成田駅のバス停にも停車する。
しかしそれは、かつての駅前ロータリーではなく、空港敷地外の公道に設置されたバス停である。
東成田駅は殆ど関係者しか利用しないということもあり、それはバス停も例外ではない。
まさかとは思うが、降りたい場合はちゃんと降車ボタンを押さないと、乗車客がいない場合は通過してしまう。
そこは注意が必要である。
殆ど関係者しか利用しないとはいえ、一般人の利用が禁止されているわけではないので、別にそのバス停で乗降しようと思えばできるし、東成田駅で乗降もできる。
ただ、徒歩で一旦空港の敷地内に入ることになる為、警備会社の警備員が警備している検問所を通らなくてはならない。
[同日07時45分 天候:曇 千葉県成田市三里塚 成田空港第1ターミナル]
第2ターミナルで乗客の乗降があり、バスは第1ターミナルに向かった。
座席は全部埋まり、吊り革や手すりに掴まる乗客もいる。
〔ピン♪ポン♪パーン♪ まもなく、第1ターミナルに到着致します。国際線ご出発の方は、4階出発ロビー。国内線ご利用の方は、南ウィング1階へお進みください〕
因みに日本語の他に、英語と中国語、朝鮮語が流れる。
〔「ご乗車ありがとうございました。まもなく第1ターミナルです。お忘れ物、落とし物にご注意ください」〕
バスは第1ターミナルに到着した。
前扉と中扉、両方開く。
後ろの席に座っていた私達は、中扉から降りた。
愛原「じゃ、この足で駅に向かうぞ」
高橋「はい!」
ターミナルの中に入ると、成田空港駅に向かった。
朝食を食べ終えると、両親達は国内線用の保安検査場に向かった。
父親「離陸の1時間前だ。そろそろゲートに向かうとするよ」
愛原「じゃあ、気を付けてね」
父親「お土産は宅急便で送るよ。ちんすこうとか紫芋タルトとかでいいかな?」
愛原「俺達はそれでいいんだけど、リサがなぁ……」
父親「肉が好きなんだったな。分かった。ラフテーのレトルト食品とかあったら、それにしよう」
リサ「ありがとうございますぅ!」🤤
愛原「リサ、よだれ」
マスクをしていて良かったナ……。
こうして、両親は保安検査場を通過していった。
一応、搭乗ゲートのあるサテライトに向かう所まで見送る。
姿が見えなくなると……。
愛原「じゃ、そろそろ帰ろうか」
リサ「見送らないの?」
愛原「ん?もう見送ならしただろう?」
リサ「あの、飛行機が離陸するまで」
愛原「ああ、そういうことか。第3ターミナルには展望デッキが無いんだ」
リサ「そうなの?」
愛原「隣の第2ターミナルにはあるんだが、そこからだと第3ターミナルは遠くて見えないらしいな」
全く飛行機が見えないわけではないのだが、例えばこのターミナルをハブとしているジェットスターでさえ、ターミナル本館とサテライトを結ぶブリッジからなら飛行機がよく見えると案内しているほど。
つまり、両親のように、これから搭乗する客しか見れないというわけだ。
愛原「こういうのも含めて、LCCなんだろうな」
リサ「ふーん……」
愛原「なので、第3ターミナルの見送りはここまで。あとは帰るぞ」
高橋「どうやって帰ります?」
愛原「行きは京成だったろ?帰りはJRにしよう。JRの快速に乗って、錦糸町からのバス乗り換えだ」
高橋「了解です」
愛原「本数が少ないから、バスで第1まで行くぞ」
高橋「えっ?」
愛原「どうせなら始発駅から乗りたい。グリーン券なら奢るから」
高橋「そういうことでしたら。バス代は……」
愛原「いや、羽田空港も含めて、成田空港のターミナル間循環バスも無料だから」
高橋「それはいいですね!……ちょっと、一服してきていいですか?」
愛原「いいよ」
保安検査場のすぐ近くにトイレがあり、その隣に喫煙所がある。
愛原「沖縄に行く前に、沖縄の土産とか……w」
リサ「確かに面白いね。ねぇ、先生」
愛原「何だ?」
リサ「都内にも、沖縄料理のお店とかあるよね?」
愛原「あるなぁ」
リサ「『予習』のつもりで、食べてみるというのは?」
愛原「ははは、面白い発想だな。まあ、考えておこう」
リサ「よろしくね」
その後、高橋夫婦の一服タイムが終わり、私達はターミナルの外に出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/15/f9c47f888eed3defa2f27f607e9c860f.jpg)
愛原「第1ターミナル行き、3番乗り場だそうだ」
ターミナル間無料循環バスは、黄色く塗装されたノンステップバスが充当されている。
但し、大きな荷物を乗せられるようにと、車椅子スペース席は予め収納されており、基本的にそこに座ることはできない。
始発便は朝の5時23分発で、終バスは22時40分。
その間5分~7分間隔とのことで、時刻表は掲示されていない。
何故ならこの路線、貸切扱いである為、一般乗合のバスとは違うからである。
バスに乗り込んで、後ろの席に座る。
リサ「都営バスみたいだね」
愛原「まあ、車種は同じだからな」
発車の時間になったか、前扉と中扉が閉まる。
〔発車します。ご注意願います〕
バスは第3ターミナルを出発した。
〔ピン♪ポン♪パーン♪ まもなく、第2ターミナル1階到着ロビー8番バス停に到着致します。国際線ご利用の方は、こちらでお降りください〕
発車して、すぐに第2ターミナルに差し掛かる。
少し歩くが、それでも第3ターミナルから第2ターミナルは通路が繋がっているということもあり、徒歩連絡が可能な距離だ。
それをバスで行くと、あっという間に到着する。
あえて『国際線』と言っているわけだから、『国内線』のバス停は、また別にあるということだ。
実際路線図を見ると、第2ターミナルには2ヶ所止まることになっている。
尚、この全ターミナルに止まるバスであるが、基本的にはどのターミナルも乗車客がある為、降車ボタンを押さなくても停車してドア扱いをする。
例外なのは、東成田駅。
ターミナル間循環バスだから意外に思うかもしれないが、東成田駅のバス停にも停車する。
しかしそれは、かつての駅前ロータリーではなく、空港敷地外の公道に設置されたバス停である。
東成田駅は殆ど関係者しか利用しないということもあり、それはバス停も例外ではない。
まさかとは思うが、降りたい場合はちゃんと降車ボタンを押さないと、乗車客がいない場合は通過してしまう。
そこは注意が必要である。
殆ど関係者しか利用しないとはいえ、一般人の利用が禁止されているわけではないので、別にそのバス停で乗降しようと思えばできるし、東成田駅で乗降もできる。
ただ、徒歩で一旦空港の敷地内に入ることになる為、警備会社の警備員が警備している検問所を通らなくてはならない。
[同日07時45分 天候:曇 千葉県成田市三里塚 成田空港第1ターミナル]
第2ターミナルで乗客の乗降があり、バスは第1ターミナルに向かった。
座席は全部埋まり、吊り革や手すりに掴まる乗客もいる。
〔ピン♪ポン♪パーン♪ まもなく、第1ターミナルに到着致します。国際線ご出発の方は、4階出発ロビー。国内線ご利用の方は、南ウィング1階へお進みください〕
因みに日本語の他に、英語と中国語、朝鮮語が流れる。
〔「ご乗車ありがとうございました。まもなく第1ターミナルです。お忘れ物、落とし物にご注意ください」〕
バスは第1ターミナルに到着した。
前扉と中扉、両方開く。
後ろの席に座っていた私達は、中扉から降りた。
愛原「じゃ、この足で駅に向かうぞ」
高橋「はい!」
ターミナルの中に入ると、成田空港駅に向かった。