ダンテ一門:
ダンテ・アリギエーリが創設した魔道師一門。
但し、組織化というほどの組織化はしていない。
従って、ダンテ一門という呼称も第三者からのものによることが多い。
師範(最高師範)は創設者のダンテであり、直弟子のイリーナやポーリンなどが師範代(正規の師範)格となる。
魔道師の世界の中では大規模な門流になるものの、折からの科学の発達により、その数は減少している。
明確な数は知られていないものの、世界中合わせて2桁行けば御の字とのこと。
“独立と協調”がモットーで、門内における座右の銘は、
「1、仲良きことは美しき哉」
「2、我は我、君は君なり。されど仲良き」
である。
武者小路実篤のそれと全く一緒だが、どのような経緯でそうなったかは不明。
いずれにせよ、門内での争いを禁じている。
後に争いを招くという理由で、馴れ合いも自重するように指導されることがある。
但し、もちろんのことながら、いざという時の協力体制、その為の関係構築、その為の親睦を図る為の行動については全く禁止されていない。
尚、門内での恋愛・結婚も自由。
実際にそれで門内でカップルが何組が成立し、魔道師における“法統相続”に成功した者達もいるという。
中には独立して新たな門流を立ち上げる者もいるが、ダンテとしては禁止することはない。
但し、師弟相対の観点から、基本的に他門との掛け持ちは禁止(掛け持ちを認めている門流もある)。
他門との個人的な交流は禁止ではないが、紛争となった場合は自己責任で解決する規則になっている。
組織化されているわけではないので、本部があるわけではない。
が、他門との交流会の際はイギリスで行われることが多いため(開催場所はダンテ一門などの大規模門流が決めることが多い)、実質的にイギリスだったりする。
その理由は、大陸だと未だに魔女狩りにこだわる一部のキリスト教団がいる為。
そこで、イリーナは次回の開催場所を日本にするよう提案している(日本も人口に対してクリスチャンの数が少ない)。
アジアでの開催は意外と安全だろうという観点から、通りそうな勢いである。
免許皆伝については明確な試験があるわけではなく、その師匠の判断に委ねられている。
尚、イリーナが勝手にマリアンナを免許皆伝にした(止むに止まれぬ事情があったにせよ)ことで、門内に混乱を引き起こしたことから、まず直属の師匠が判断し、最終的な判断をダンテが行う形に落ち着いた。
弟子の審査に関しては、特にダンテが行うことはない。
直属の師匠が新たに弟子を取った際に確認するくらい(多くはそこで弾くことはない)。
弟子入りの儀式や免許皆伝の儀式を執り行うのは直属の師匠だが、ダンテも手が空いていれば立ち会いを行う。
儀式を行う場所は、基本的にその弟子の都合に合わせる。
つまり、稲生の場合は日本で行った。
弟子の出身国が戦争中だったり、政情不安でとてもできない場合は、師匠の拠点国で行うことがある。
大規模門流だからか、“魔の者”に目を付けられており、警戒態勢が取られている。
魔道書は基本的にダンテが著したものを使用するが、正規の師範クラスになれば自分で魔道書を著すことができるので、それを使用する弟子もいる。
マリアンナも当初はダンテの魔道書を使用していた。
その為、魔法を使用する際、唱える呪文の中に“神曲”の一部が入る。
どういうわけだか法華経もその中に入っており、稲生はその題目を使用することがある。
過去に交流会がインドのニューデリーで行われたことがある。
イギリスの植民地だったからというのが表向きの理由だが、ダンテが非常に懐かしがり、現地の料理を美味そうに食べたということから、ダンテと何か所縁があるのではないかと思われる(現在使用している肉体が黒人っぽいところをみると……)。
1番新しい弟子は稲生勇太。
大学を卒業し、日本時間4月1日付けで弟子入りしたことから、他の魔道師からは「新卒採用」と呼ばれている。
一門としては、まだ新弟子を募集しているようである。
藤谷春人:
稲生勇太の日蓮正宗時代の紹介者にして直属の上長。
身長は180cmを超え、体重も100キロを数える巨体。
それでいて黒スーツにベンツを乗り回し、更に顔も強面である。
仕事は父親が経営する土建会社の経営を手伝っている(株式会社 藤谷組 専務取締役)。
会社では地方の仕事を盛り上げる役回りだが、北海道のテーマパーク建設の仕事を取ったことで、前編での“魔の者”との戦いに巻き込まれる(その後、首都圏での仕事を安定的に取れるようになったため、地方の仕事は取らなくなっている)。
年齢は30代後半で独身。
元は女嫌いで(しかしLGBTのGでもない)、日蓮正宗に移ってきたのも、それまで信仰していた浄土真宗の末寺に尼僧が着任したことから、本山に物言いを行う。
が、却下されて退転。
尼僧のいない宗派を探したところ、先に御受誡していた父親から日蓮正宗への入信を勧められて応じる。
「女人成仏不可の法則!」
……日妙聖人や日顕上人の御母堂様のことを知っているのだろうか?
前編においては稲生達を“魔の者”の潜む城や、そこで捕らわれていたイリーナを救助したり、予め父親に連絡して脱出手配を行っていたり、稲生達に帰りの航空券を譲ったりと終始“魔の者”に負けていたマリアンナよりも活躍を見せる。
イリーナが弟子入りの勧誘をしないことから、魔道師の資質は無いらしい。
尚、イリーナを意識したことから、実は女嫌いではなく、意外と熟女は好きなのかもしれない。
前作“ユタと愉快な仲間たち”ではワトソンのような物語のスターター役をやったりしたが、“顕正会版人間革命”や“妖狐 威吹”では作者をしてバリバリの顕正会員だったことから稲生がバリバリの顕正会員だった為、顕正会員に嫌がらせをする悪役法華講員のような立場になっていた(本部の衛護隊員に恫喝したり、顕正会員を待ち伏せしたりと……)。
因みに作者の思い入れが強いのは、この藤谷春人である。
前編の活躍ぶりから、イリーナより何らかの謝礼があったもよう(直後に藤谷組の売り上げが大幅アップした)。
モデルについて、名前は作者の高校時代の友人より無断で拝借。
外見については、作者が現在の警備会社に入社して世話になった上司の1人である。
ダンテ・アリギエーリが創設した魔道師一門。
但し、組織化というほどの組織化はしていない。
従って、ダンテ一門という呼称も第三者からのものによることが多い。
師範(最高師範)は創設者のダンテであり、直弟子のイリーナやポーリンなどが師範代(正規の師範)格となる。
魔道師の世界の中では大規模な門流になるものの、折からの科学の発達により、その数は減少している。
明確な数は知られていないものの、世界中合わせて2桁行けば御の字とのこと。
“独立と協調”がモットーで、門内における座右の銘は、
「1、仲良きことは美しき哉」
「2、我は我、君は君なり。されど仲良き」
である。
武者小路実篤のそれと全く一緒だが、どのような経緯でそうなったかは不明。
いずれにせよ、門内での争いを禁じている。
後に争いを招くという理由で、馴れ合いも自重するように指導されることがある。
但し、もちろんのことながら、いざという時の協力体制、その為の関係構築、その為の親睦を図る為の行動については全く禁止されていない。
尚、門内での恋愛・結婚も自由。
実際にそれで門内でカップルが何組が成立し、魔道師における“法統相続”に成功した者達もいるという。
中には独立して新たな門流を立ち上げる者もいるが、ダンテとしては禁止することはない。
但し、師弟相対の観点から、基本的に他門との掛け持ちは禁止(掛け持ちを認めている門流もある)。
他門との個人的な交流は禁止ではないが、紛争となった場合は自己責任で解決する規則になっている。
組織化されているわけではないので、本部があるわけではない。
が、他門との交流会の際はイギリスで行われることが多いため(開催場所はダンテ一門などの大規模門流が決めることが多い)、実質的にイギリスだったりする。
その理由は、大陸だと未だに魔女狩りにこだわる一部のキリスト教団がいる為。
そこで、イリーナは次回の開催場所を日本にするよう提案している(日本も人口に対してクリスチャンの数が少ない)。
アジアでの開催は意外と安全だろうという観点から、通りそうな勢いである。
免許皆伝については明確な試験があるわけではなく、その師匠の判断に委ねられている。
尚、イリーナが勝手にマリアンナを免許皆伝にした(止むに止まれぬ事情があったにせよ)ことで、門内に混乱を引き起こしたことから、まず直属の師匠が判断し、最終的な判断をダンテが行う形に落ち着いた。
弟子の審査に関しては、特にダンテが行うことはない。
直属の師匠が新たに弟子を取った際に確認するくらい(多くはそこで弾くことはない)。
弟子入りの儀式や免許皆伝の儀式を執り行うのは直属の師匠だが、ダンテも手が空いていれば立ち会いを行う。
儀式を行う場所は、基本的にその弟子の都合に合わせる。
つまり、稲生の場合は日本で行った。
弟子の出身国が戦争中だったり、政情不安でとてもできない場合は、師匠の拠点国で行うことがある。
大規模門流だからか、“魔の者”に目を付けられており、警戒態勢が取られている。
魔道書は基本的にダンテが著したものを使用するが、正規の師範クラスになれば自分で魔道書を著すことができるので、それを使用する弟子もいる。
マリアンナも当初はダンテの魔道書を使用していた。
その為、魔法を使用する際、唱える呪文の中に“神曲”の一部が入る。
どういうわけだか法華経もその中に入っており、稲生はその題目を使用することがある。
過去に交流会がインドのニューデリーで行われたことがある。
イギリスの植民地だったからというのが表向きの理由だが、ダンテが非常に懐かしがり、現地の料理を美味そうに食べたということから、ダンテと何か所縁があるのではないかと思われる(現在使用している肉体が黒人っぽいところをみると……)。
1番新しい弟子は稲生勇太。
大学を卒業し、日本時間4月1日付けで弟子入りしたことから、他の魔道師からは「新卒採用」と呼ばれている。
一門としては、まだ新弟子を募集しているようである。
藤谷春人:
稲生勇太の日蓮正宗時代の紹介者にして直属の上長。
身長は180cmを超え、体重も100キロを数える巨体。
それでいて黒スーツにベンツを乗り回し、更に顔も強面である。
仕事は父親が経営する土建会社の経営を手伝っている(株式会社 藤谷組 専務取締役)。
会社では地方の仕事を盛り上げる役回りだが、北海道のテーマパーク建設の仕事を取ったことで、前編での“魔の者”との戦いに巻き込まれる(その後、首都圏での仕事を安定的に取れるようになったため、地方の仕事は取らなくなっている)。
年齢は30代後半で独身。
元は女嫌いで(しかしLGBTのGでもない)、日蓮正宗に移ってきたのも、それまで信仰していた浄土真宗の末寺に尼僧が着任したことから、本山に物言いを行う。
が、却下されて退転。
尼僧のいない宗派を探したところ、先に御受誡していた父親から日蓮正宗への入信を勧められて応じる。
「女人成仏不可の法則!」
……日妙聖人や日顕上人の御母堂様のことを知っているのだろうか?
前編においては稲生達を“魔の者”の潜む城や、そこで捕らわれていたイリーナを救助したり、予め父親に連絡して脱出手配を行っていたり、稲生達に帰りの航空券を譲ったりと
イリーナが弟子入りの勧誘をしないことから、魔道師の資質は無いらしい。
尚、イリーナを意識したことから、実は女嫌いではなく、意外と熟女は好きなのかもしれない。
前作“ユタと愉快な仲間たち”ではワトソンのような物語のスターター役をやったりしたが、“顕正会版人間革命”や“妖狐 威吹”では
因みに作者の思い入れが強いのは、この藤谷春人である。
前編の活躍ぶりから、イリーナより何らかの謝礼があったもよう(直後に藤谷組の売り上げが大幅アップした)。
モデルについて、名前は作者の高校時代の友人より
外見については、作者が現在の警備会社に入社して世話になった上司の1人である。