今日は日蓮正宗法道院にお邪魔した。確か、今年になって初の参詣ではなかったかと思う。今のところ、1番仏縁の濃いお寺であるようだ。つぶやきでも書いたが、埼玉県に住んでいると、なかなか都内へ行くのが億劫になってくる。仕事であれば割り切れるのだが、そうでない場合はなかなか腰が重い。
もともと私は引きこもり気質がある。どうも家系なのか、ついに従兄はそうなってしまっている。さすがに東日本大震災の際、津波が迫っているにも関わらず、家と心中した引きこもりに関しては理解できないとのこと。むしろ大津波警報のおかげで引きこもりを卒業できた者に対して、賞賛の意を表明しているところを見ると、自身もそれくらいのきっかけで引きこもりを卒業したいと願っているようだ。因みに場所は、愛知県である。氏が生きている間に、南海トラフは作動するだろうか。
話が逸れてしまった。そんなだから、私も面倒だと思うとなかなか出たがらないのである。多分、行きはともかく、帰りの電車が混んでてウザいと思うのだろう。埼京線、池袋始発って早朝くらいしか無いしなぁ……。湘南新宿ライン?いつ遭難するかも分からん電車に乗れるかい!
それで、だ。行きの埼京線、寝過ごして新宿まで来てしまった。まだ時間もあるし、このまま戻るのもムカつくので、丸ノ内線に乗ってみようかと思った。そしたら、だ。埼京線ホームの北側って、狭いんだよなぁ……。上手く人をかわせるフットワークが要求される。ここから、中野富士見町まで行くのも大変だ。え?参詣する度にエクストリームだぜ?まあ、だったら東京駅から乗ればいいんだけどね。
取りあえず、ある人から、それならばと埼玉県内の寺院も打診されている。とにかく私の場合、現住所からなるべく近い所の方が良さそうだ。私の身辺の状況も変化しつつあるようだし、昨年度中に決められなかったので、年内には決めたい。一応、聞くだけは聞いたから。ただ、はっきり言えば元のお寺に戻ることはないだろう。私と信心理念の合わない妙観講に行くこともなさそうだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ボーカロイドが揃い踏みした南里研究所。
まずは世の中に売り出す為に、コンポジットを作ることにした。
その為にはまず写真を撮らなくてはならない。
敷島と赤月、ボーカロイド達は写真スタジオに向かった。
「よろしくお願いしまーす!」
「はいっ、よろしく!」
一番手は初音ミク。
「みくみくは笑顔が売りですな」
「アイドルの基本ですな」
鏡音リン・レンはうんうん頷いて言った。
「ほら、次はお前達だぞ」
敷島が苦笑いしてボーカロイド姉弟に振る。
「アイアイサー!(×2)」
鏡音リンとレンは双子らしく、腕を組んだり、背中合わせにポーズを取ったり、これもまたいい写真が撮れた。
「はい、オッケーです」
「じゃあ次、KAITO」
「御指名ありがとうございます。KAITOです」
「ホストか!」
敷島が突っ込んだ。
「ははは……。じゃ、行きまーす」
カメラマンは苦笑しつつ、カメラを構えた。
「はい!」
KAITOがビシッとポーズを取ると、
「いやぁぁん
」
女性アシスタントが卒倒してしまった。
「まあ……KAITOからイケメン取ったら、何も残らないからね」
MEIKOが呆れていた。
そのMEIKOも、そつなく撮影を終える。
そして、最後にトラブったのは巡音ルカだった。
「笑えないって、どういうことだ?」
敷島が眉を潜めて問い質した。
「いえ、笑えます。ただ……カメラマンに、笑顔が不自然だと言われました。私には、これしかできないのに……」
「不自然?ちょっと、笑ってみてもらえるか?」
ルカは自分なりの笑顔を見せた。それを見た敷島は、カメラマンの言うことが正しいと分かった。
「な、なるほど……。うーん……」
敷島は逡巡して、
「だったら、無理して笑わなくてもいいんじゃないか?」
「えっ?」
そして……。
「おっ、逆にクールでいいっすねー!」
ルカの撮影も終わった。
「さっすがー!」
「クール&ビューティー!」
リンとレンも絶賛していたが、ルカは浮かぬ顔だった。
「良かったじゃないか。お疲れさん」
「自分が納得していないものを褒められても、微妙です」
「そうかな?逆に唯一笑っていないボーカロイド、決して媚びないという点で売れると思うよ?」
「そうでしょうか……」
こうして撮れたのが、腕組みをし、左足を前に出して、クールな表情を見せる公式イラストのような写真であった。
「みんな、よく撮れましたね」
赤月が口元に笑みを浮かべて言った。
「ええ」
敷島も大きく頷く。
「これで次のオーディション、絶対行ける!」
赤月の眼鏡に、¥のマークが浮かんでいた。
どんな写真が撮れたのか、それは公式イラスト通りってことで
もともと私は引きこもり気質がある。どうも家系なのか、ついに従兄はそうなってしまっている。さすがに東日本大震災の際、津波が迫っているにも関わらず、家と心中した引きこもりに関しては理解できないとのこと。むしろ大津波警報のおかげで引きこもりを卒業できた者に対して、賞賛の意を表明しているところを見ると、自身もそれくらいのきっかけで引きこもりを卒業したいと願っているようだ。因みに場所は、愛知県である。
話が逸れてしまった。そんなだから、私も面倒だと思うとなかなか出たがらないのである。多分、行きはともかく、帰りの電車が混んでてウザいと思うのだろう。埼京線、池袋始発って早朝くらいしか無いしなぁ……。湘南新宿ライン?いつ遭難するかも分からん電車に乗れるかい!
それで、だ。行きの埼京線、寝過ごして新宿まで来てしまった。まだ時間もあるし、このまま戻るのもムカつくので、丸ノ内線に乗ってみようかと思った。そしたら、だ。埼京線ホームの北側って、狭いんだよなぁ……。上手く人をかわせるフットワークが要求される。ここから、中野富士見町まで行くのも大変だ。え?参詣する度にエクストリームだぜ?
取りあえず、ある人から、それならばと埼玉県内の寺院も打診されている。とにかく私の場合、現住所からなるべく近い所の方が良さそうだ。私の身辺の状況も変化しつつあるようだし、昨年度中に決められなかったので、年内には決めたい。一応、聞くだけは聞いたから。ただ、はっきり言えば元のお寺に戻ることはないだろう。私と信心理念の合わない妙観講に行くこともなさそうだ。
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ボーカロイドが揃い踏みした南里研究所。
まずは世の中に売り出す為に、コンポジットを作ることにした。
その為にはまず写真を撮らなくてはならない。
敷島と赤月、ボーカロイド達は写真スタジオに向かった。
「よろしくお願いしまーす!」
「はいっ、よろしく!」
一番手は初音ミク。
「みくみくは笑顔が売りですな」
「アイドルの基本ですな」
鏡音リン・レンはうんうん頷いて言った。
「ほら、次はお前達だぞ」
敷島が苦笑いしてボーカロイド姉弟に振る。
「アイアイサー!(×2)」
鏡音リンとレンは双子らしく、腕を組んだり、背中合わせにポーズを取ったり、これもまたいい写真が撮れた。
「はい、オッケーです」
「じゃあ次、KAITO」
「御指名ありがとうございます。KAITOです」
「ホストか!」
敷島が突っ込んだ。
「ははは……。じゃ、行きまーす」
カメラマンは苦笑しつつ、カメラを構えた。
「はい!」
KAITOがビシッとポーズを取ると、
「いやぁぁん

女性アシスタントが卒倒してしまった。
「まあ……KAITOからイケメン取ったら、何も残らないからね」
MEIKOが呆れていた。
そのMEIKOも、そつなく撮影を終える。
そして、最後にトラブったのは巡音ルカだった。
「笑えないって、どういうことだ?」
敷島が眉を潜めて問い質した。
「いえ、笑えます。ただ……カメラマンに、笑顔が不自然だと言われました。私には、これしかできないのに……」
「不自然?ちょっと、笑ってみてもらえるか?」
ルカは自分なりの笑顔を見せた。それを見た敷島は、カメラマンの言うことが正しいと分かった。
「な、なるほど……。うーん……」
敷島は逡巡して、
「だったら、無理して笑わなくてもいいんじゃないか?」
「えっ?」
そして……。
「おっ、逆にクールでいいっすねー!」
ルカの撮影も終わった。
「さっすがー!」
「クール&ビューティー!」
リンとレンも絶賛していたが、ルカは浮かぬ顔だった。
「良かったじゃないか。お疲れさん」
「自分が納得していないものを褒められても、微妙です」
「そうかな?逆に唯一笑っていないボーカロイド、決して媚びないという点で売れると思うよ?」
「そうでしょうか……」
こうして撮れたのが、腕組みをし、左足を前に出して、クールな表情を見せる公式イラストのような写真であった。
「みんな、よく撮れましたね」
赤月が口元に笑みを浮かべて言った。
「ええ」
敷島も大きく頷く。
「これで次のオーディション、絶対行ける!」
赤月の眼鏡に、¥のマークが浮かんでいた。
どんな写真が撮れたのか、それは公式イラスト通りってことで
