中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

今後の技能継承はどのような方法ですか??

2020年08月14日 05時24分48秒 | 2019年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡つとむ です。

昨日は2019年版「ものづくり白書」215ページ「図 313-18 技能継承を進めるための取組」を読みましたが、今日は216ページ「図 313-19 今後の技能継承の方法」を見ます。

下図から今後の技能継承の方法について見ると、「網羅的に継承させる」と回答した企業では、技能継承が「うまくいっている等企業」が 44.3%、技能継承が「うまくいっていない等企業」が 31.4%となっています。

この中で技能継承が「うまくいっている等企業」の技能継承を進めるための取組を見ると、「再雇用や勤務延長などにより高年齢従業員に継続して勤務してもらう」(70.9%)が最も高く、「継承すべき技能の見える化(テキスト化・マニュアル化・IT 化)を図る」(62.6%)、「技能を習得した者に対する顕彰・報奨を行う」(17.1%)、「技能継承の対象となる者を選抜して訓練する」(15.6%)、「技能継承の指導者に対して「教える」ことに関する訓練を実施する」(14.7%)と続いています。

また「より必要なものに絞り込む」と回答した企業では、技能継承が「うまくいっている等企業」が 33.2%、技能継承が「うまくいっていない等企業」が 37.6%となっている。その中で技能継承が「うまくいっている等企業」の取組は、「再雇用や勤務延長などにより高年齢従業員に継続して勤務してもらう」(69.2%)が最も高く、「継承すべき技能の見える化(テキスト化・マニュアル化・IT 化)を図る」(59.5%)、「技能継承の対象となる者を選抜して訓練する」(22.4%)、「技能を習得した者に対する顕彰・報奨を行う」(18.0%)「技能継承の指導者に対して「教える」ことに関する訓練を実施する」(17.8%)と続いています(図 313-19)(図 313-20)。

この結果について白書は、各企業において、技能継承の取組のために様々な工夫を重ねている中で、継承すべき技能を明確にし、また熟練技能者を継続してキーパーソンとしての活用をしていくことが、一度失われるとその復活が難しい技能を確実に継承させることの鍵となるのではないだろうか、とあります。

どのような技術を誰が誰にどのように伝えるのかを明確にしておくことが肝要と言うことですね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
最後までご覧いただきまして、本当にありがとうございます。
是非、応援クリックをお願い致します!お待ちしております!!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ  
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

この先どうやって進めて良いか分からない・・・
事業維持・拡大・縮小、事業承継、等々・・・こんな悩みを抱える小さな会社の経営者を応援します。
今後の進め方を整理しながら、今後に向けた事業戦略の構築をお手伝いします! 是非、当社へお気軽にご相談ください。

売上が上がらない時代には・・・
消費税が増税しても売上高は上がるものではありません!このような時代には事業と個人4のお金の使い道を見直しましょう。
中小企業診断士として「事業支出」を分析しながら、FP技能士として「家計のムダ」を整理します。
是非、当社へお気軽にご相談ください。

たまには違う専門家を呼びませんか!
持続化補助金、ものづくり補助金、経営力向上計画等の経営計画策定を開催する商工会・商工会議所の経営指導員の皆様。
専門家派遣・セミナー講師等々、是非、当社へお気軽にご相談ください。

「持続化補助金」の書き方をまとめました!!
持続化補助金の書き方を、全11回でまとめてみました。是非、参考にしてみてください!

申請書はプロに任せましょう!
経営者の仕事は経営戦略を考えることです。持続化補助金、ものづくり補助金等における申請書の方向性を考える時間は重要ですが、書く作業はムダな時間です。短時間のヒアリングで申請書を完成させます。是非、当社にご用命ください。