中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

技能継承を進めるためにどのようなことをしていますか??

2020年08月13日 05時01分32秒 | 2019年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡つとむ です。

昨日は2019年版「ものづくり白書」214ページ「図 313-17 技能継承の成果につながらない理由(複数回答)」を読みましたが、今日は215ページ「図 313-18 技能継承を進めるための取組」を見ます。

下図から技能継承を進めるための取組について見ると、技能継承が「うまくいっている等企業」と技能継承が「うまくいっていない等企業」いずれにおいても、「再雇用や勤務延長などにより高年齢作業員に継続して勤務してもらう」と回答した割合が最も高く、次いで、「継承すべき技能の見える化(テキスト化・マニュアル化・IT 化)を図る」、「技能継承の対象となる者を選抜して訓練する」と回答した割合が高いことが分かります。

この結果について白書は、さらに詳細に傾向を見てみると、技能継承が「うまくいっている等企業」では、「継承すべき技能の見える化(テキスト化・マニュアル化・IT 化)を図る」について、60.6%と、技能継承が「うまくいっていない等企業」の 48.6%と大きなポイント差が生じていること、

「技能継承の指導者に対して「教える」ことに関する訓練を実施する」について 16.1%(技能継承が「うまくいっていない等企業」は 12.4%)、「会社内外を問わず熟年技能者を講師として勉強会を開催する」について 12.1%(同 9.3%)、「技能承継の指導者を選抜する」について 10.4%(同 7.2%)など、技能を実際に教えていくために必要なツールやノウハウ、体制の整備等、多くの取組を行っている傾向がみて取れる。

一方、技能継承がうまくいっていない等企業については、伝え手の確保には取り組んでいるものの、伝え手の支援にまで手が回っていない傾向がみて取れる。

また、企業規模別でみると、「継承すべき技能の見える化(テキスト化・マニュアル化・IT 化)を図る」と回答した企業は大企業の割合が高く、「特に取組を行っていない」以外の回答において大企業の方が高い傾向から、大企業においては、技能を確実に継承させるために、よりきめ細やかな取組を多く行っている傾向がみてとれる(図 313-18)、とあります。

業務の標準化を図るためには、仕事のマニュアルが必要になるが、それを作るだけではダメということですね。技能とは文字だけでは伝えきれないということがここからも分かりますね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
最後までご覧いただきまして、本当にありがとうございます。
是非、応援クリックをお願い致します!お待ちしております!!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ  
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

この先どうやって進めて良いか分からない・・・
事業維持・拡大・縮小、事業承継、等々・・・こんな悩みを抱える小さな会社の経営者を応援します。
今後の進め方を整理しながら、今後に向けた事業戦略の構築をお手伝いします! 是非、当社へお気軽にご相談ください。

売上が上がらない時代には・・・
消費税が増税しても売上高は上がるものではありません!このような時代には事業と個人4のお金の使い道を見直しましょう。
中小企業診断士として「事業支出」を分析しながら、FP技能士として「家計のムダ」を整理します。
是非、当社へお気軽にご相談ください。

たまには違う専門家を呼びませんか!
持続化補助金、ものづくり補助金、経営力向上計画等の経営計画策定を開催する商工会・商工会議所の経営指導員の皆様。
専門家派遣・セミナー講師等々、是非、当社へお気軽にご相談ください。

「持続化補助金」の書き方をまとめました!!
持続化補助金の書き方を、全11回でまとめてみました。是非、参考にしてみてください!

申請書はプロに任せましょう!
経営者の仕事は経営戦略を考えることです。持続化補助金、ものづくり補助金等における申請書の方向性を考える時間は重要ですが、書く作業はムダな時間です。短時間のヒアリングで申請書を完成させます。是非、当社にご用命ください。