中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

大学等卒人材とIT人材に共通した傾向

2013年04月06日 05時17分48秒 | 地域の経済2012を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日「地域の経済2012」 「第3章 集積のメリットを活かした地域づくり」の205ページの「都道府県の大学等卒人材密度と平均賃金の関係」をみましたが、今日は206ページの「大学等卒人材やIT人材等の高度人材」をみます。

昨日の「都道府県のIT人材密度と平均賃金の関係」を再度みると、IT人材の重要性の高まり等から相対的にIT人材の賃金水準が高くなっていることが分かります。

これらを都道府県別にみると、大学等卒、大学院卒人材やIT人材の共通した傾向として、東京都、神奈川県、大阪府といった大都市圏を中心に人材の集積が厚く、賃金水準が高い状況にあるようです。

これを仔細にみると、企業内での勤続経験の蓄積が人的資本の質を高める効果という「学習効果」は、大都市圏という都市集積下の事業所で大きく、特に大卒労働者で顕著であるとしています。

また、こうした結果は、人口集積地における就労が学習効果の強さと労働市場でのマッチング改善の両者を通じて、特に大卒労働者で顕著に労働者の生産性を高める効果を持つことを示すとしています。

つまり、大学等卒人材やIT人材といった高度人材と平均賃金との関係は、こうした人材の集積地における就労が高度人材の生産性を顕著に高めるということです。

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