中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

完全失業率と製造業労働者比率との関係

2013年04月03日 06時05分05秒 | 地域の経済2012を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日「地域の経済2012」 「第3章 集積のメリットを活かした地域づくり」の202ページの「製造業の縮小と地域経済」をみましたが、今日は203ページの「完全失業率の変化と製造業労働者比率の変化」をみます。

この図は、フルタイム労働者に関して、2001年と2011年における各都道府県の完全失業率と製造業労働者比率との関係、2001年から2011年にかけての完全失業率の変化と製造業労働者比率の変化との関係をみたものです。

これをみると、2001年と2011年における各都道府県の完全失業率の製造業労働者比率への回帰については、それぞれ有意に負の傾きがみられ、製造業労働者の比率が上昇(低下)すれば、完全失業率が低下(上昇)するという関係になっていることが分かります。

一方、2001年から2011年にかけての完全失業率の変化の製造業労働者比率の変化への回帰については、傾きは負になるものの、有意性がみられず、こうした完全失業率の変化が必ずしも製造業労働者比率の変化によるものではないことを示唆しています。

ものづくり白書でみた通り、製造業は我が国の雇用の吸収弁であるものの、新規学卒入職者数は1990年代初頭のバブル破綻以降下降傾向にあります。

この流れを食い止めることができるように雇用を創出する新技術開発を支援していきたいですね。

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