おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2017年版「中小企業白書」の549ページ「第2-4-60図 事業展開の方針別に見た、アウトソーシングの必要性が増加した業務」をみましたが、今日は553ページ「第2-4-65図 アウトソーシングの活⽤状況別に⾒た、導⼊における課題」をみます。
下図からアウトソーシングの導入に当たっての阻害要因を見ると、特に「検討中」の企業においては「導入の費用対効果が不明」が 50.0%と最も高く、次いで「適切なアウトソーシング先が
見つからない」としたマッチングについての課題が 32.1%となっていますが、他方、既にアウトソーシングを活用したことのある企業においては、「特に課題はない」とする割合が最も高いことが分かります。
この結果について白書は、検討中の企業において半数もの企業が費用対効果について課題を認識しているのは、製造業務の一部等、既に自社で行っていた直接業務については、原価計算等の予測が立てやすく、自社の業務の代替としての費用対効果を算定しやすい一方で、付加価値を創造する基礎となるマーケティング等の領域や、社内の管理等の支援業務においては、そもそも社内で厳密な採算管理や効果測定を行っていない、あるいは行うことが難しいために、初めて外部への切り離しを行う際には費用対効果の算定が困難になっていることが予想される、とあります。
新しいことに果敢に取り組む者とそうでない者を比較すると、異口同音でこのような結果になるのは、アウトソーシングに限らないということですね!!
昨日は2017年版「中小企業白書」の549ページ「第2-4-60図 事業展開の方針別に見た、アウトソーシングの必要性が増加した業務」をみましたが、今日は553ページ「第2-4-65図 アウトソーシングの活⽤状況別に⾒た、導⼊における課題」をみます。
下図からアウトソーシングの導入に当たっての阻害要因を見ると、特に「検討中」の企業においては「導入の費用対効果が不明」が 50.0%と最も高く、次いで「適切なアウトソーシング先が
見つからない」としたマッチングについての課題が 32.1%となっていますが、他方、既にアウトソーシングを活用したことのある企業においては、「特に課題はない」とする割合が最も高いことが分かります。
この結果について白書は、検討中の企業において半数もの企業が費用対効果について課題を認識しているのは、製造業務の一部等、既に自社で行っていた直接業務については、原価計算等の予測が立てやすく、自社の業務の代替としての費用対効果を算定しやすい一方で、付加価値を創造する基礎となるマーケティング等の領域や、社内の管理等の支援業務においては、そもそも社内で厳密な採算管理や効果測定を行っていない、あるいは行うことが難しいために、初めて外部への切り離しを行う際には費用対効果の算定が困難になっていることが予想される、とあります。
新しいことに果敢に取り組む者とそうでない者を比較すると、異口同音でこのような結果になるのは、アウトソーシングに限らないということですね!!