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中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

辛うじて線から外れても・・・

2014年03月25日 05時17分46秒 | 平成24年度森林・林業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成24年度森林・林業白書」62ページ「薪、木炭、木質ペレットに「当面の指標値」を設定」をみましたが、今日は63ページ「林業労働者の安全確保」をみます。

東京電力福島第一原子力発電所の事故による放射性物質の影響により、避難が指示されている区域の森林では、依然として立入りが制限されており、森林施業を行うことができない状態にあります。

白書によると、

「避難指示解除準備区域」:年間積算線量が20mSv以下となることが確実であることが確認された地域

「居住制限区域」:現時点からの年間積算線量が20mSvを超えるおそれがあり、住民の被ばく線量を低減する観点から引き続き避難を継続することを求める地域

「帰還困難区域」:5年間を経過してもなお年間積算線量が20mSvを下回らないおそれがあり、現時点での年間積算線量が50mSv超の地域

に見直すこととされているとあります。

このうち、「避難指示解除準備区域」では、国が、県、市町村、住民など関係者との綿密な協議・調整を行いながら事業所の再開等を柔軟に認めることを進めているようです。

不幸にして線内に入ってしまった方には言葉が見当たりませんが、辛うじて線から外れた方がそれで一件落着になるのかといえば、決してそうでないことは想像に難くないですね。

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”当面”という言葉の意味

2014年03月24日 04時35分01秒 | 平成24年度森林・林業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成24年度森林・林業白書」61ページ「きのこ原木のマッチングを支援」をみましたが、今日は62ページ「薪、木炭、木質ペレットに「当面の指標値」を設定」をみます。

林野庁は、平成23年11月に、調理加熱用の薪と木炭に関する放射性セシウム濃度の「当面の指標値」を、それぞれ「40Bq/kg」と「280Bq/kg」(いずれも乾重量)に設定して、都道府県や業界団体に対し、同指標値を超える薪や木炭の使用・生産・流通が行われないよう要請を行っています。

また、林野庁は、木質ペレットとその燃焼灰における放射性セシウム濃度の調査結果を踏まえて、平成24年11月に、木質ペレットの放射性セシウム濃度に関する「当面の指標値」を設定しています。

白書によると、木質ペレットの検査により、放射性セシウム濃度が当面の指標値を超えた場合には、燃焼灰の放射性セシウム濃度を測定して、濃度が8,000Bq/kgを超える場合には、販売・流通等の停止を要請する、とあります。

燃やしても、水に流しても、時間が経ってもなくならない放射性セシウム濃度に対して、販売や流通を停止しても根本的な解決にはならないように感じます。

それ故に”当面”という言葉を用いているのかもしれませんが、これまでの白書のとおり、”先延ばし”や”その場しのぎ”としか感じられなくなってしまうことが、悲しいですね。

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きのこが直面している大変な事態!

2014年03月22日 16時57分51秒 | 平成24年度森林・林業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成24年度森林・林業白書」60ページ「食品中の放射性物質の新たな基準値を設定」をみましたが、今日は61ページ「きのこ原木のマッチングを支援」をみます。

農林水産省は、平成23年10月に、きのこ原木と菌床用培地に関する放射性セシウム濃度の「当面の指標値」を「150Bq/kg」に設定して、都道府県や業界団体に対し、同指標値を超えるきのこ原木と菌床用培地の使用・生産・流通が行われないよう要請を行っています。

きのこ原木に関する「当面の指標値」の設定後、同指標値を超えた原木が出荷できなくなり、福島県からのきのこ原木の供給が大幅に減少している。

これまで、しいたけ原木は、各県における必要量のほとんどが自県内で調達されていたものの、他県から調達される原木については、その半分以上が福島県から調達されていたことから、多くの県でしいたけ原木の安定供給に影響が生じています。

そこで、平成24年度から、有識者、生産・流通関係者等からなる「きのこ生産資材安定供給検討委員会」を設置し、きのこ原木の安定供給に向けて、現状や課題の把握、安定供給プランの作成等を行っています。

また、全国4地区の「安定供給実行委員会」では、供給可能な原木の情報を収集するとともに、供給希望者の示す条件に合った供給可能者を紹介することにより、需要者と供給者のマッチングを行っています。

この結果、平成24年9月末時点で、きのこ生産者等によるきのこ原木の供給希望量は約286万本相当、森林所有者等によるきのこ原木の供給可能量は約97万本相当でしたが、全国の原木不足量は約189万本相当へ改善しているということです。

現在、安価で販売されている「きのこ」がこのような状況にあったとは全く知りませんでしたね。

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不信感しか感じられない経緯と基準

2014年03月22日 05時44分42秒 | 平成24年度森林・林業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成24年度森林・林業白書」59ページ「森林の除染に着手」をみましたが、今日は60ページ「食品中の放射性物質の新たな基準値を設定」をみます。

厚生労働省は、平成23年3月の東京電力福島第一原子力発電所の事故直後に、食品中に含まれる放射性物質の「暫定規制値」を設定していますが、その規制値は「野菜類」、「穀類」、「肉・卵・魚・その他」に係る放射性セシウム濃度は「500Bq/kg」としています。

平成24年4月に、厚生労働省は、食品の安全と安心を一層確保するため、新たに食品中の放射性物質の「基準値」を設定していますが、新たな基準値では、「一般食品」の基準値は「100Bq/kg」とされています。

ベクレルやストロンチウムは、東京電力福島第一原子力発電所の事故の前は聞いたこともない言葉だったと思います。

聞いたこともない基準を掲げて、この数字ならば安全といっておきながら、その翌年に基準を大幅に見直しを行う。

乳児を持つ親の不安や後悔、そして怒りをどうすればよいのか。不信感しか感じられない経緯と基準ですね。

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その情報が真実とは限らない!

2014年03月21日 06時38分07秒 | 平成24年度森林・林業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成24年度森林・林業白書」58ページ「森林除染をめぐる政府の基本方針」をみましたが、今日は59ページ「森林の除染に着手」をみます。

下図の通り、「放射性物質汚染対処特措法」では、「除染特別地域」と「汚染状況重点調査地域」が規定されています。

「除染特別地域」では、環境大臣が定める「特別地域内除染実施計画」に基づいて、国が除染等の措置等を実施しなければならない。

また、「汚染状況重点調査地域」は、環境大臣が指定した市町村は「除染実施計画」を定めることとされているとあります。

平成25年2月現在、「除染特別地域」には福島県内の11市町村が、「汚染状況重点調査地域」には、8県の101市町村が指定されています。

これだけ広大な面積が放射線物質で汚染されたにもかかわらず、当時の政府のいい加減な対応で本来は避けられた被害に加えて、風評被害が発生していることも読み取れます。

特に、福島県は全ての市町村が放射性物質に汚染された訳ではなく、会津地方のほとんどは「除染特別地域」でも「汚染状況重点調査地域」でもありません。

我々は日々多くの情報にさらされますが、その情報が真実ではない可能性があることを念頭に置くと同時に、自分で真実を収集する努力をしなくてはならないということを肝に銘じなくてはなりませんね。

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森林除染をめぐる政府の方針

2014年03月20日 05時14分11秒 | 平成24年度森林・林業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成24年度森林・林業白書」55ページ「エネルギー等への木質バイオマスの活用」をみましたが、今日は58ページ「森林除染をめぐる政府の基本方針」をみます。

東京電力福島第一原子力発電所の事故により放射性物質で汚染された地域では、生活環境の森林における放射性物質の除去(除染)を早期に進めて、避難住民の帰還を図ることなどが求められています。

これらの状況を踏まえ、環境省は「環境回復検討会」において、森林の除染に関する当面の進め方について検討を行い、平成24年9月に、「今後の森林除染の在り方に関する当面の整理について」を公表しています。

森林の除染については、住居等近隣の森林を優先的に実施すること、作業者などが日常的に立ち入る森林については、利用実態に応じて除染方法を検討すること、それ以外の森林については、今後、調査・研究を進めた上で判断することとされています。

森林を除染するといっても、広大な森林の中の目に見えない放射線に、本当にそんなことができるのでしょうか。

最近、原発再稼働に向けた準備が着々と進んでいますが、こういう未解決な課題に対する技術が開発されてから、原発再稼働の話を進めても遅くない気がしますね。

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”がれき”や”くず”と呼ぶことに・・・

2014年03月19日 04時55分41秒 | 平成24年度森林・林業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成24年度森林・林業白書」52ページ「新しいまちづくりに木材を活用」をみましたが、今日は55ページ「エネルギー等への木質バイオマスの活用」をみます。

東日本大震災では、地震と津波により、多くの建築物や構造物が破壊され、木くずやコンクリートくず、金属くず等の災害廃棄物(がれき)が大量に発生しました。

震災による災害廃棄物の総量は、13道県で2,039万トンと見積もられており、平成24年12月末時点で、災害廃棄物のうち約47%に相当する965万トンが処理・処分を完了しているとのことです。

このような状況を受け、平成23年5月に環境省が策定した「東日本大震災に係る災害廃棄物の処理指針(マスタープラン)」では、木くずについては、木質ボードやボイラー燃料、発電等に利用することが期待できるとされており、各地の木質ボード工場や木質バイオマス発電所では、ボード原料や燃料として、木くずの利用が進められています。

下は、宮城県石巻市の木材加工工場における、木質系災害廃棄物を、合板やパーティクルボードの原料とボイラー燃料に利用している例です。

”がれき”や”くず”と呼ぶことに抵抗を感じますが、廃棄物として処理を進めないと復興が進まないことも悲しい現実ですね。

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枯死した木材を建築に活用する!

2014年03月18日 05時03分19秒 | 平成24年度森林・林業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成24年度森林・林業白書」51ページ「応急仮設住宅の存続期間」をみましたが、今日は52ページ「新しいまちづくりに木材を活用」をみます。

被災地では、新しいまちづくりに当たり、住宅や建築物等に木材を活用する取組も広がっています。

例えば、岩手県釜石市の森林組合では、平成24年6月に、津波で流失した事務所の再建に当たり、スギ間伐材を用いた木造復興住宅のモデルルームを事務所に併設しています。

また、宮城県南三陸町の幼稚園では、同7月に、津波被害により枯死した樹齢200年余のスギ約200本を用いて、津波で流失した園舎を再建しています。

さらに、岩手県陸前高田市では、平成24年11月に、建築家のグループが、津波による塩害で枯死したスギを柱に使用して、被災住民が憩う施設を建設しており、この施設の建設プロセスは、同8月にイタリアで開催された「ベネチア・ビエンナーレ国際建築展」において最高賞を受賞しているとのことです。

東日本大震災の教訓を代々と受け継ぐために、枯死した木材を建築に活用するというのは非常に良い考えですね。

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応急仮設住宅は2年3か月だったのに・・・!

2014年03月17日 04時56分33秒 | 平成24年度森林・林業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成24年度森林・林業白書」50ページ「新たに開発した八重桜」をみましたが、今日は51ページ「応急仮設住宅の存続期間」をみます。

白書には、応急仮設住宅の存続期間は、「建築基準法」上、最長2年3か月とされているが、復興状況の進捗を鑑み、厚生労働省は、平成24年4月に、「特定非常災害の被害者の権利利益の保全等を図るための特別措置に関する法律」に基づき、応急仮設住宅の存続期間を1年間延長するよう、都道府県等に要請した、とあります。

現時点では、岩手県と宮城県における災害公営住宅の必要戸数は約2万戸と見込まれていますが、これに対して、岩手県、宮城県、福島県において確保した災害公営住宅の用地は、平成25年2月末時点で約1万戸分のようです。

このような状況の中、「東日本大震災からの復興の基本方針」では、「津波の危険性がない地域では、災害公営住宅等の木造での整備を促進する」こととされており、下のように災害公営住宅を木造で整備する自治体もみられます。

応急仮設住宅の存続期間を一年延長するというニュースがありましたが、その更新後の期限も残り僅かです。

必要戸数に対して一万戸足りない状態であることから、さらに一年延長することが現実的な選択肢となるのでしょうが、もう一年、もう一年とならないように、ウォッチしなくてはなりませんね。
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ふくしまの桜「はるか」を開発!!

2014年03月16日 06時10分28秒 | 平成24年度森林・林業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成24年度森林・林業白書」48ページ「海岸防災林の復旧・再生」をみましたが、今日は50ページ「新たに開発した八重桜」をみます。

独立行政法人森林総合研究所には江戸時代から伝わる栽培品種や国の天然記念物に指定されたサクラのクローンなど、全国各地から収集されたサクラ約1,300本が植栽されているそうです。

そして、保有するサクラ栽培品種のコレクションを用いて、サクラの識別・系統解析や、品種の保存のための基礎的な研究を行っており、ここで開発された新たな八重桜は、復興に向けて取り組んでいる福島の人々を元気付けるために活用されています。

この八重桜は、「はるかかなたの未来へはばたくイメージ」から、「はるか」と命名されたとあります。

福島県は、今後、この「はるか」の苗木を増やして、全国各地や世界の町にも「ふくしまの桜」として広く配布するとのことです。

新しい桜を開発し、それに「はるか」と命名する。なんとも感動的なお話ですね!!

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海岸にクロマツの訳

2014年03月15日 05時12分33秒 | 平成24年度森林・林業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成24年度森林・林業白書」45ページ「林業の被害と復旧状況」をみましたが、今日は48ページ「海岸防災林の復旧・再生」をみます。

海岸防災林は、潮害の防備、飛砂・風害の防備等の災害防止機能を有しており、地域の生活環境の保全に重要な役割を果たしています。

そして、東日本大震災においては、海岸防災林が、津波エネルギーの減衰効果、漂流物の捕捉効果、津波到達時間の遅延効果等の一定の津波被害の軽減効果を発揮したことが確認されています。

海岸防災林の復旧・再生に対しては、地元住民に加え、NPOや企業等の関心も高く、各地から支援の申し出が寄せられ、資金提供等が行われており、 林野庁においても、NPOや企業等の民間団体の協力も得ながら、植栽や保育作業を行っているようです。

白書には、我が国は周囲を海に囲まれた島国であり、海岸線の全長は約3.4万kmに及び、各地の海岸では砂丘が発達し、季節風による強風・飛砂・潮害等の被害が頻発してきた。

このため、先人たちは、海岸の砂地を安定させてこうした被害を防ぐため、クロマツ林を主体とする海岸防災林を造成してきた、とあります。

海岸にクロマツはごく普通の自然と思っていましたが、それが先人達の知恵の結晶とは知りませんでしたね。

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塩害や高台移転に携わる森林組合!

2014年03月14日 04時05分52秒 | 平成24年度森林・林業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成24年度森林・林業白書」44ページ「森林の被害と復旧状況」をみましたが、今日は45ページ「林業の被害と復旧状況」をみます。

地域の森林整備の担い手として重要な役割を果たしている森林組合も、地震や津波により大きな被害を受けています。

特に、東北地方の太平洋沿岸地域に位置する一部の森林組合では、事務所が破損・流失等の被害を受けるとともに、役職員の尊い生命が失われましたが、被害を受けた森林組合の中には、震災直後から仮事務所を設置して、事業を再開している組合もあります。

被災地の森林組合では、津波浸水による塩害被害木の処理や高台移転予定地における立木の伐採等を請け負ったり、復興住宅の資材を供給する協議会に参画したりする動きがみられるとあります。

白書をみて初めて、塩害や高台移転に森林組合が携わっていることを知りました。

復旧が進まない状況ばかりが報道されていますが、被災地が今どうなっているのか、どのようにしたら把握できるのでしょうか。

こういう頑張っている方の取り組みも取り上げて欲しいですね。

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「東日本大震災」の呼称の理由

2014年03月13日 06時20分15秒 | 平成24年度森林・林業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成24年度森林・林業白書」39ページ「東日本大震災からの復旧・復興への貢献」をみましたが、今日は44ページ「森林の被害と復旧状況」をみます。

平成23年3月12に、長野県北部で最大震度6強の地震が発生し、長野県下水内郡(しもみのちぐん)栄村(さかえむら)中条川(なかじょうがわ)では、約16haの大規模な山腹崩壊が起こり、渓床に大量の土砂が流出しました。

下はこのような治山施設や林道施設等の被害箇所に対して、国や都道府県、市町村等が「山林施設災害復旧等事業」などにより、災害からの復旧に向けた工事を進めている、という事例です。

3月11日の地震が「平成23年東北地方太平洋沖地震」であり、その翌日12日に、長野県北部の震度6強の地震、さらに、東京電力福島第一原子力発電所の事故による災害が発生したことから、これらを含めて、4月1日の閣議決定で「東日本大震災」と呼称するようになったとあります。

「東日本大震災」という呼称を考えると、被害が東北だけでなかったことを思い起こしますね。
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東日本大震災を風化させない!

2014年03月12日 04時55分19秒 | 平成24年度森林・林業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成24年度森林・林業白書」37ページ「森林環境教育の推進」をみましたが、今日は39ページ「東日本大震災からの復旧・復興への貢献」をみます。

原子力災害への対応については、平成24年4月に、国有林内の放射性物質の除染を円滑に実施することを目的として、関東森林管理局に「森林放射性物質汚染対策センター」(福島市)が設置されています。

同センターでは、市町村と連携しつつ、市町村が作成する「除染実施計画」に基づき、住居等近隣の国有林野の除染に取り組んでおり、平成25年3月末現在、福島県、茨城県及び群馬県の3県約9haで国有林野の除染を実施しています。

また、地方公共団体等から、汚染土壌等の仮置場として、国有林野を使用したいとの要請があった場合には、国有林野の無償貸付等により積極的に協力しており、平成25年3月末現在、4市4町3村の16か所で計約40haの国有林野を仮置場として、市町村や環境省等に無償貸付等を行っている、とあります。

白書には東日本大震災により、国有林野においても、山腹崩壊や地すべり等の林地荒廃、防潮堤や海岸防災林等の治山施設の被害、法面・路肩の崩壊等の林道施設の被害、林野火災等の森林被害が発生したとあります。

昨日の報道では、信じられないことに、トップニュースが東日本大震災でなかった番組がいくつかあったとのことです。さまざまな面で東日本大震災を風化させないようにしなくてはいけませんね。

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「遊々の森」を知っていますか??

2014年03月11日 05時50分33秒 | 平成24年度森林・林業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成24年度森林・林業白書」35ページ「伊勢神宮の「式年遷宮事例 」行事への木材供給」をみましたが、今日は37ページ「森林環境教育の推進」をみます。

国有林野事業では、森林環境教育の場としての国有林野の利用を進めるため、森林環境教育のプログラムの作成やフィールドの提供等に取り組んでいます。

この一環として、学校等と森林管理署等が協定を結び、国有林の豊かな森林環境を子どもたちに提供する「遊々(ゆうゆう)の森」の設定を進めています。

「遊々の森」では、地域の自治体やNPO等の主催により、森林教室や自然観察、体験林業などの活動が行われており、平成23年度には、新たに7か所で学校等と「遊々の森」の協定を締結して、全国の設定箇所数は175か所となっているようです。

そして、平成24年8月には、京都市で「「学校林・遊々の森」全国子どもサミット」が開催され、全国20の小学校から「遊々の森」等における活動状況について報告が行われるとともに、京都市内の国有林で自然体験活動も行われています。

このほか、国有林野事業では、森林環境教育に取り組む教育関係者の活動を支援するため、森林環境教育の推奨事例集の作成、小中学校の教員を対象とする森林環境教育に関するセミナーの開催等に取り組んでいます。

私のように東京育ちの人間には森林は身近にないことから、森林の現状にピンとこない方も多いと思います。

そこで、小学校の林間学校等で森林との接点があれば、少しは考え方も変わっていたと思いますし、可能であれば、親子での参加を推進するとコミュニケーションにもなるので良いと思います。

こういう活動を推進するのも、NPOの役割に感じますね!

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