LINEN GYOZA 近況日記

十年たちました…

人生はすごろくのように

2010-06-25 19:10:39 | 患者活動
今日はさくらんぼで、出席者は11名、うち一人が初めての参加でした。

内わけは、その初参加の方を含む‘患者の家族’が3名、‘患者本人’が8名。
‘患者本人’のうち3名は入院中で病室からの参加です。

初参加の女性。
ご主人にがんがみつかり、これから治療が始まるという、
まさに大混乱期の真っ只中で、話し始めるとすぐ涙があふれ出てきて、
あぁ、この人、まぶたのすぐ裏まで涙が満ちていたんだなぁとわかりました。
今でこそ私たちもがんの世界にどっぷりだけど、
以前はその世界は自分からはるか遠くのおそろしげな場所であったのよねぇ。
そんな場所に縁が出来たばかりの時って、そりゃ、辛いだろうな。
同じ年頃の子を持つ参加者が、「私も娘の成人式まではがんばりたい」なんて明るく言う。
娘さんは高校生だというのに… なんてつつましいんだ 長生きしよう

入院中の参加者から、病室のワゴンに冷蔵庫が設置されてると聞く。
「えー、私のときは無かったのに~」
「便利よね」
「冷凍が無いならアイスはダメか」と、ひとしきり盛り上がる。
入院中の人同士が、お互いの部屋番号を伝え合う、という場面も。

今日も話題満載でいろんな話が聞けました。
最後の方で、きみよちゃんお手製のすごろくをやりました。
サイコロを2度振って、タテヨコ交わるところの質問に順番に答えていきます。

行きたい国はどこですか?

 ― これは私が当てた質問。「韓国」と答えたけど、特にそう思ってるわけではないのさ。

明日の予定はなんですか?

 ― 入院中の人が答えました。看護師さんと一緒に歩いて歩数を調べる、そんな予定があるそうです。遊びじゃないよ。


修学旅行の思い出は?

 ― 70代の方が笑いながら思い出してる様子がかわいかった。大仏を見たんだって。

歌をうたってください


 ― みんなで『あめふり』(かな?‘雨雨ふれふれ母さんがー’ってやつ)を歌いました。とても下手でした。