LINEN GYOZA 近況日記

十年たちました…

連日の客

2008-11-12 23:11:20 | 生活
これってスズメバチかな?
私の手の親指くらいのサイズで、けっこう迫力あります。

こいつが最近毎日のようにうちのベランダに来て、
こんなふうに洗濯物に留まって遊んでいくんだよ…

窓拭きしようかな、って珍しく思っても、またアイツが
ブ~ンって飛んでくるかもしれないと思うと、ヤル気もしぼむ。

布団のカバーを交換するとき、窓を開け放とうとしても
知らない間にアイツが室内に飛来するかもしれないから
窓を閉め切ってると、あちこち埃まみれだよ

意外と動きが鈍そうなので、勇気を出して撮ってみた

『がん哲学外来の話』を読んで

2008-11-12 07:35:41 | 
著者は、樋野興夫(ひのおきお)さんという医師です。

たしか以前日経の記事で見かけ、その後、NHK教育TV『視点・論点』に出演されたのを見て興味を持ったので、図書館で借りてみました。

順天堂大学医学部付属の医院で今年の1月から3ヶ月間、がん哲学外来という特別外来を開設した経緯や反響、そしてその内容などが書かれています。

‘がん哲学外来’は、一人一回限り、30分間という限られた時間の中で、
今受けている治療が妥当なものかどうかを分かりやすく「翻訳」して伝え、
主治医との間では満たされない「じっくり話す」のを目的にした場だそうです。

予想以上の大盛況で瞬く間に予約が埋まったそうです。
ということは、不安な状況の患者さんがとても多いということですよね。
この先生はうまい喩えを使ってました。ちょっと長いけど転載。

「患者さんにとって、がん闘病は車の運転席から先を見ている状態です。道は蛇行していて先の見通しがつかないから、不安になったりイライラしたりします。‘決勝点を見通した視点’というのは、道を走るその車を飛行機から俯瞰して見るイメージです。進んでいる方向が正しいと分かれば、安心して治療を続けてくださいと患者さんに伝えます。」(P76)

「…今の医療はエビデンス・ベースなので違いは少ない。『がん哲学外来』でも、ほとんどの患者さんは医学的に妥当と思われる治療を受けています。ですから患者さんにはやはり受け入れてほしい。なぜかというと、[もっと近道があるのではないか][もっと快適に走れる道に変えたい]と患者さんが道を変えてしまったり、車から降りてしまうと、いい結果にならないことが多いからです。」(P77)

この喩えはすごく分かりやすくって、確かに、この道で良いのだと分かってる時は、少々渋滞してても、道幅が細くなっても安心して窓の外の景色を楽しめる。

とすると、最近何かと頼りにしている院内の‘がん相談支援室’は道の駅
かなり近いって思う。