オイラは毎年6月の「身近な川の全国一斉水質調査」と言うのをやっていますが、それ以外にも水の先生・A博士と年数回、10ポイントでの定期調査もやっています。6月の水質調査は一般の参加者を募ってやってますが、定期調査は「八重山陸水研究会」のメンバーを中心に、より専門的な調査を行なっています。
調査内容は現場の水を直接計測する「PH」や「溶存酸素」「導電率(電気伝導度)」以外に水を採水してボトルに詰め、A博士と仲の良い大学の研究室にも送り様々の検査もして貰います。
その水を送るさいに6月の調査では原水をそのまま入れ送れば良いんですが、定期調査の時は画像のようにポンプに水を入れフィルターを通し、泥や藻その他ろ過した水をボトルに詰め送っています。↓の画像はA博士がやり方を説明してくれてる画です。
ただ問題は、原水がキレイな場所であればそんなに苦労はしないんですが、不純物が多い場所の水はフィルターがあっという間に詰まってしまい水の通りが悪くなるので、ポンプを押すのに無茶苦茶力が要ります。今までは、ただただ力任せに押すしかなく、10ヶ所終った頃には掌は痛いは、腕は疲れるはで物凄く苦労していました。しかもその係はオイラ!
一番手前が新品のフィルター。上列左、不純物が多い場所ではこんなにも汚れるんです。とにかくこのフィルターがメチャ高いので、出来れば一か所1個のフィルターでやりたいんですが、不純物が多い場所だとかなり力が要ります。フィルターを通した水をボトル2本分取るのにポンプの容量×3回+ちょっと=200cc位必要です。1ヶ所3回で10ヶ所で30回。これだけでもワリと疲れるのが分かると思うんですが、詰まってくると力任せに押してもポタッポタッと1滴づつ出るのがやっと、という感じで固くなります。
そこでオイラが開発したのがご覧のスーパーマシン、「楽々ポンプマスター(仮称)」(笑)。今だけ100名様限定価格!(笑)
ポンプマスターにポンプをセットして、あとは体重を利用して上から押すだけ。これでかなりポンピングが楽になりました。今までは電導度などを計るA博士の作業の方が早く終わっていたんですが、これを導入してからはオイラの方が早く終わる事の方が多くなり、調査時間も短縮。ただそれでも不純物が多い場所だとかなりの力を要し掌が痛くなるし、ポンプ自体が力に耐えられなくなり変形したりします。それくらいフィルターが詰まると、ブルーワーカーなんか目じゃないくらいポンプが固くなるんです。
これをクリアするにはポンプ底部に均等に力が加わるような押し板を開発すれば、掌が痛くならずに済むでしょう。本当は車のジャッキとかを使えばもっと楽に出来るんでしょうけど、そこまで真面目に作る気はありません(笑)。 同じような感じで採水されてる皆さん、何か良い知恵があったらご連絡ください。
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