今回でこのルートは終わりです。始めに写ってる物、どれの事を言っているのか分かりますか? この緑の枝みたいなのです(笑)。マツバラン(マツバラン科、絶滅危惧種)と言うシダの仲間です。根も葉も無く茎だけと言うか、そう言う違いが無く全部一緒って奴です。茎状の物と付着器とよべるかわからないけどくっついてる部分。海藻と同じですね。数億年前の化石に殆ど同じ姿で出るそうです。
これが問題の穴です。人1人入れるくらいの大きさです。
さすがに入るのは怖かったので、中を照らして見ました。岩が沢山見えてて、オイラが思うに岩と岩の間の土が地下水でドンドン流され、その隙間だけ残ってしまったんじゃないかな?とか、地震で陥没したけど大きい岩がゴロゴロしてるので岩同士が詰まって落ちずにいるとか。それだとこの下にさらに深い穴が開いてる事になりますね。そばにいて「ズドン」と落ちたら怖いので、あまり近づく事も出来ません!
タカサゴサギソウ(ラン科)の種子が出来てる状態です。この状態だとキレイじゃないけど「また新しい子達が沢山生まれたんだな」と思って嬉しいです。ドンドン増えて誰も来ない山中じゃなくとも、山道で当たり前に見られるようになって欲しいです。もともと開けた所が好きなランですから。
この場所も良く来ている地域ではあったんですが、何時もは決まったルートを歩いていました。今回調査のためルート以外の何も無い所から無理やり山に入り、一回りして出て来た訳ですが、こんなに色んな物と出会えるとは思いもしませんでした。何時ものルートだって限られた人しか来ない、荒らされていない場所だと思っていたんですが、こんなに違いがあるなんて「自然おそるべし!」です。
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