今までもチョクチョク紹介している、マングローブ(ヤエヤマヒルギ)の植樹ですが、数週間前に植えた物が新しい葉っぱを出して今の所順調に成長しています。 画像を見ると、「何でこんな植え方なの?」と思う人もいると思いますが、師匠が長年やってきて、今一番最善だろうと思われる植え方がこれなのです。 やり方はまず、大きなシャベルでガバッと穴を堀り、そこにワザと斜めに放射状に10本くらい植えます(画像のはかなり植えてあるし、真ん中にも一本あるけど)。そして最後は砂がテンコ盛りになる位山にして、ある程度バンバン固めます。何せ毎日基本2回の満潮の度に海水中に沈むので、テンコ盛りにした砂山も直ぐに画像のようにフラットになります。
その状態で根付いていくと砂から上に出ている部分が真っ直ぐ立って来て胎生種子本体が少しL字になるので、それでまず引っ掛かりが出来て流され難くなります。次に根っこの部分がみんな中心部で近いですから、成長とともに根が絡み合っていきお互いが守りあうので、それでもまた流され難くなると言う仕組みです。名づけてダブルキャッチシステムです(今考えた!英語あってるかな?(笑))。
そうやって来年の台風シーズンまでにある程度成長してくれれば、その先も何とか育って行ってくれるんではないか!?と言う訳ですね。 勿論これよりもっと良い植え方(生存率の高い植え方)があればドンドン改良するので、「こんなやり方があるよ」、と言う方がいたら、ドシドシご意見下さい。参考にさせて頂きます。