佐渡裕プロデュース喜歌劇「メリー・ウイドウ」雑感を私はこう締めくくった。《公演が始まったのが午後2時で終わったのが5時、いわば現役世代のみなさんが仕事をしている時間である。学生時代に講義をエスケープして映画館に潜り込んだような後ろめたさをふと感じたが、公演を終わって帰途につく老若男女の観客一人一人の表情が実に明るく美しいのを見て、後ろめたさも吹っ飛んでしまった。》
皆さんの一生懸命働いている週日、昼の日中から、自分だけ楽しい思いをしたことが心に引っかかっていたからである。ところが7月15日日経夕刊に次のような記事が出ていた。

「メリー・ウイドウ」全十二回公演のうち十回が昼の午後二時開演で二回だけが夜七時開演だった。ヨーロッパでの常識?とは異なり、日本では昼公演が増えつつあるというのだ。終演が夜遅くなると東京などでは公共交通機関で帰宅できない人もいるし、また全国からやってくる観客が新幹線で帰りにくくなるので、昼公演が喜ばれるようなのである。高齢者はそれで確かに便利であるが、仕事を持った若い人はどうだろうと思ったら、最近は仕事を持っていても昼公演を選ぶ女性が増えているそうなのである。「仕事をしている人も、観劇の日は一日空けて、演劇と共に食事や買い物も楽しむケースが多いようだ」との意見も紹介されていた。オペラ鑑賞も同じであろう。皆さん、とてもスマートになってきているのである。その心のゆとりが嬉しくなった。これから心置きなく昼の公演でも楽しさを満喫することにする。
皆さんの一生懸命働いている週日、昼の日中から、自分だけ楽しい思いをしたことが心に引っかかっていたからである。ところが7月15日日経夕刊に次のような記事が出ていた。

「メリー・ウイドウ」全十二回公演のうち十回が昼の午後二時開演で二回だけが夜七時開演だった。ヨーロッパでの常識?とは異なり、日本では昼公演が増えつつあるというのだ。終演が夜遅くなると東京などでは公共交通機関で帰宅できない人もいるし、また全国からやってくる観客が新幹線で帰りにくくなるので、昼公演が喜ばれるようなのである。高齢者はそれで確かに便利であるが、仕事を持った若い人はどうだろうと思ったら、最近は仕事を持っていても昼公演を選ぶ女性が増えているそうなのである。「仕事をしている人も、観劇の日は一日空けて、演劇と共に食事や買い物も楽しむケースが多いようだ」との意見も紹介されていた。オペラ鑑賞も同じであろう。皆さん、とてもスマートになってきているのである。その心のゆとりが嬉しくなった。これから心置きなく昼の公演でも楽しさを満喫することにする。