木村正治のデイリーコラム

木村正治(きむらまさはる)が世の中の様々な事項について思う事や感じた事を徒然に綴っています。

自治体のあり方

2004-04-02 10:18:32 | インポート
 未来の自治体について、ふと思う。
 行政は常に地域や世の中と密接にしかも公的に関わり、
市民の税金やこれも税金だが国からの補助金で運営され
ている。税金の財源は市民や国民であり、それは労働す
ることにより得た収入から支払われている。つまり人々
の労働の結果で得た報酬の中から支払われる税金により
自治体は成り立っているといえる。

 本来、公務員は公務を行う者であるので広く世の中の
ことに通じていなければならないはずである。街は常に
変わり続けている。列島を一つで考えれば都市部を中心に
変化し続けており、その周辺や郊外になれば変化は遅いが
それでも変化し続けている。
 世の中のことに通じるのは知識のみではなく新鮮な感覚
のことである。

 将来において自治体職員の採用について例えば毎年50人
を採用する自治体であれば、30人は例年通りの採用方法で
残りの20人枠については民間企業経験者に限る、という条
件を使用すればいかがだろうか。年齢は問わない。
 不況の煽りを受けて世間には優秀な能力や意欲に溢れて
いながら職に就けていない人々がいる。もしもそういう人達
の中から、或いは民間で働いていても公的な仕事に意欲が
ある人達の中から毎年20人づつでも採用が行われれば、中途
で公務に就いた人達は使命感と強い意欲で職務に励むだろう。

 即座には馴染まないかもしれないが、毎年行い続けること
で風通しがよく、世間の感覚に敏感で調和のとれた自治体
へと変化していくものと思っている。
 世の中や時代が変わり続ける中で、自治体も変わらなけれ
ばならない。

コメント
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