昨晩は、巨人との日本シリーズ最終戦(第7戦)のテレビ観戦で夢中になった。層の厚い古豪巨人相手では、正直言って不利かな?という予感があった。しかし始まってみると、毎回塁を埋める打撃陣の積極的な攻勢と、一番手(美馬)・二番手(則本)ピッチャーが、相手打線をゼロに抑えた。実に素晴らしい大活躍である。そして、いよいよ最後の9回、昨日160球を投げ抜いた田中投手が、出てきたことには仰天した。
100球以上は絶対投げさせないというメジャーの人が見たら、考えられないだろう? まさに日本ならではの「平成ではない・昭和の野球」かも? 私は「神さま・仏さま・稲尾さま」を一瞬思い出したことである。「マー君・神の子・仏の子」といった野村監督の話も、むべなるかなである。
しかし、田中投手の闘争心には、心から脱帽した。そして、東北大震災での被災者だけでなく、東北地方全体を勇気ずけた優勝! まさに最高の日となった。
今回は我々事業に生きる人間にとっても、様々な教訓を与えてくれた事でもある。球団創設9年目で、弱小球団から最強の軍団へと、大いなる変貌とげた原因を考えさせられた。①、田中投手という逸材を得たこと、②、星野監督という優れた指導者に恵まれたこと。③、巨人に比べ層も薄いと言われた若い選手達の成長と、④、何よりもチームが日本一という目標に向けて一丸とまとまったこと等がある。東北楽天の今後の一層の飛躍を望みたい。
企業経営にとっても、目標設定とその実行、更にチームワークを生み出す指導力の大事さを教えられた。反省しきりである。
写真は11月4日付の福島民報紙から転載させていただいた。
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