「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「ヒマラヤ雪ノ下」

2006-02-10 00:58:55 | 和歌

 「うつろ庵」の庭にも、友人から頂いた「ヒマラヤ雪ノ下」を大切に露地に植えてあるが、今年は花を付けなかった。近くの遊歩道の、巨岩を積み重ねたごくごく狭いところでは、日陰であってもひっそりと花を付けて、故郷を偲んでいる風情だ。生まれ故郷の環境に近いところが、やはり己の居場所だと心得ているのであろうか。

  

 




             大いなる岩を組たる合い間にぞ

             可憐に咲けりヒマラヤ雪ノ下



  


 




             故郷は山河のヒマラヤ雪ノ下

             せめて安らげ岩の間にまに