「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「今朝は笑みたる」

2006-02-16 00:01:15 | 和歌

 「うつろ庵」の庭に福寿草が咲いた。

 まだ一輪だけであるが、隣にも膨らんだ莟が待ち構えていて、間もなく賑やかになろう。
この頃の春日は、微かながらそれぞれの息吹を日毎に伝えてくれるのが楽しみだ。



 




             曇り日の朝の寒さに首すくめ

             襟巻きつけて福寿草咲く



             信州の兄貴の庭の福寿草の

             株分かち来て二度目の春かな



             荒れ土に一言だにも不平なく

             萌えいで花咲く福寿草かな



             明日なるか今日は如何と待ちにしに

             今朝は笑みたる「黄花」なるかも