昨夜遅く、バグダッドのスタッフから連絡が入ってきた。
「クニ、残念だけどイラクの情報省がビザの申請を却下したよ。。」
理由は「自衛隊撤退の時期のために、日本人をイラクに入れないで欲しい、と日本政府からの要請があったため」だという。
おかしなことだ。。。そう思って事情を確認するためにバグダッドにある日本大使館に電話をいれてみると、
「治外法権にもあたるし、イラク政府に対してそういう要請はしていません」という。
しかし、正式にはそういう要請はだしていなくても、何らかの形で日本人に対するビザの発給を認めないような働きかけはあったのではないだろうか、と勘ぐってしまう。そうでなければ、そういう理由をでっちあげてまでイラクの情報省が僕のビザ申請を却下するとは思えないからだ。
2003年の米軍侵攻から、僕はこれまでイラクに4回入国しているし、ビザを却下されたことは一度もない。
勿論現在のイラクは危険であるし、日本政府としてはあまり邦人に足を踏み入れてもらいたくない場所であることは重々承知している。しかし、僕らジャーナリストにとって、「危険だから行かない」という論理は成り立たないし、そんなことをいっていては仕事自体が成り立たなくなる。
一般の人が足を踏み入れることができないところだからこそ、僕らのようなジャーナリストが出向いて報道しなければならないのではないか。
これまで僕は外務省の人達にはできる限り協力してきたし、いい関係を築きたいとも思ってきた。しかし、今回の日本政府の過剰な対応には疑問を感じている。
僕が仕事でイラクに行かなくてはならないという状況は変わっていないし、従軍開始の日程ももう決められている。方法の如何を問わず、来週末までにはイラクに入国しなくてはならない。
「クニ、残念だけどイラクの情報省がビザの申請を却下したよ。。」
理由は「自衛隊撤退の時期のために、日本人をイラクに入れないで欲しい、と日本政府からの要請があったため」だという。
おかしなことだ。。。そう思って事情を確認するためにバグダッドにある日本大使館に電話をいれてみると、
「治外法権にもあたるし、イラク政府に対してそういう要請はしていません」という。
しかし、正式にはそういう要請はだしていなくても、何らかの形で日本人に対するビザの発給を認めないような働きかけはあったのではないだろうか、と勘ぐってしまう。そうでなければ、そういう理由をでっちあげてまでイラクの情報省が僕のビザ申請を却下するとは思えないからだ。
2003年の米軍侵攻から、僕はこれまでイラクに4回入国しているし、ビザを却下されたことは一度もない。
勿論現在のイラクは危険であるし、日本政府としてはあまり邦人に足を踏み入れてもらいたくない場所であることは重々承知している。しかし、僕らジャーナリストにとって、「危険だから行かない」という論理は成り立たないし、そんなことをいっていては仕事自体が成り立たなくなる。
一般の人が足を踏み入れることができないところだからこそ、僕らのようなジャーナリストが出向いて報道しなければならないのではないか。
これまで僕は外務省の人達にはできる限り協力してきたし、いい関係を築きたいとも思ってきた。しかし、今回の日本政府の過剰な対応には疑問を感じている。
僕が仕事でイラクに行かなくてはならないという状況は変わっていないし、従軍開始の日程ももう決められている。方法の如何を問わず、来週末までにはイラクに入国しなくてはならない。
外務省は当時、表向きはユダヤ人難民には中立という立場をとっており、要件を満たせばユダヤ人にもビザを発給するとしていましたが、裏ではそういう回訓を流していたわけで、これも外交のひとつのテクニックなのでしょうか。
素人にはよく分かりませんが、その回訓を受け取って悩んだ杉原地畝氏の手記には「外交官の百人が百人、この回訓通りにユダヤ人にはビザ発給を拒むだろう」と書いていますから、杉原氏の決断は並みのものではなかったようです。
それにしても表と裏で違った訓令があるのは戦後60年たった今でも変わらない構図なのだろうかと、高橋さんのブログを読んで感じたことでした。
参考
http://www.chiunesugihara100.com/visa-kotob.htm