3泊4日のツアー・オブ・北京観戦の旅、無事終了しました。
いや~、濃かった、面白かった。何事も滞りなく順調に心地よく観戦できた面白さではなく、突拍子もないことが起こったり、それ有り得ない!!的な面白さなんだけど(苦笑)。
第4ステージはスタート後、約8kmあたりの八達嶺長城(The Great Wall at Badaling)、所謂、万里の長城での路上観戦。
北京北駅発7:58の電車に乗り、八達嶺駅9:20着。プロトンの通過予定時刻が12:40過ぎ。3時間もあるので、ロープーウェーを使ってちゃちゃっと万里の長城を登り、レースを観てからまたあらためて徒歩で登る、という計画だった。
入場券とロープーウェーの往復券を買って、乗り場に向かったら…。
己の人生で見たこともないような長蛇の列だった。とか何とか言って、列の進みは意外と早く、思ったより早く乗れちゃうんだよねー、と行列の最後尾に付いたが、列は動きもしない。こんなんじゃ無理だろうと、レースを観てから登ることにした。
サブウェイで朝食を食べて、ロケハンにロケハンを重ねた。
長城入口の居庸外鎮がいかにもな雰囲気で素晴しかったんだけど、観光客多過ぎ、アーチが狭く、封鎖されたら身動きが取れなさそう、そこは平坦等々の理由で、手前の登っている広い歩道で観戦することにした。
新聞記事の写真は居庸外鎮。絵になるってことよねー。
フェンスに「Go! Cameron!」の横断幕をくくりつけ、エアギターを膨らませ、プロトンを待ち構えた。しばらくすると、全く人の動きがなくなった。登って来る人も下りて来る人もいない。やはり駅前や居庸外鎮で封鎖が行われているみたい。
まるでトワイライトゾーン。時間が止まったみたいだ。もちろん交通規制で車も通らないしね。
広々とした、人もほとんどいない歩道。
「やだ~も~、ひーろーいー 応援しながら選手と並走しちゃう~~~?」
と、はしゃいでいた。これから悪夢が始まることも知らず。
すると警官がどこからともなく現れ、横断幕を覗き込んだ。ヤバい…?
「それを外しなさい」←ALL中国語&ジェスチャー
「そんなぁ(涙)」
「外しなさい」
「はい…」
お巡りさんは基本いい人そうだった。高圧的ではないし。でも、逆らえる雰囲気でもなく。それに想定内。北京五輪でもフリーチ○゛ットなどの問題で、観客が掲げることができるのは国旗のみだったよね。要は文字がいけないんだろう。
しかし、軽く抵抗を試みた。
「ええっと。フェンスの内側なら貼ってもいい?」
「だめだよ」
「じゃあこうやって、手に持って応援するのは?」
「だめ。しまいなさい」
「……(泣)」
更に、カバンから1/3飛び出していた西薗選手応援ボードも見つかる。
「それは何だね?」
「……」
「それもカバンにちゃんとしまって」
「……(泣)」
悪夢は続きますよー。
道路を挟んだ逆側の歩道にいた、婦人警官のような地域の風紀委員みたいな女性二人が何やらいちゃもんをつけ始めた。
今度は私が手に持っているうちわと肩にかけているエアギターだ。
風紀委員二人とお巡りさんはうちわとエアギターについて議論を始めた。
いい大人3人でバカじゃねーのーって思いましたが、それを持ってる私は更にバカって話ですが。
ホログラムどーのこーのって聞こえてきたから、ラメラメのうちわの是非についてかな?
うちわにも文字があるのに、あまりにもギラギラし過ぎていてそれには気づいていないようだ(苦笑)。
風紀委員は「同志、これは不満分子の扇動に違いありません!!」とか言ってる風だけど(違)、警官のおっちゃんは、「もー、いーんじゃなーい」って感じになってきた。
一応、討論は終わったが、我々のことはしかと見張っている。マンツーマン・ディフェンスですかね。じゃなくて、2対3か。
私も揉め事を起こしに来たワケではないし、フレンドリーでありたかった。
「わーたーしー、ここを走る自転車を見に来たー。すごーく遠くからーーー」
これを、日本語と英語とジェスチャーで表現してみた。お巡りさんは「よく分らんよ」って顔してたけど、うっすらと笑っていた。
そして、ヘリコプター、先導の車やオートバイがやって来た!!
「はい! そこまで下がってー」←手摺りから1mあたりの地面を指さしながら
「……orz」
火種
ここで応援しました。。。
+++
そんなこんなで、逮捕はないだろうけど連行ぐらいはあるかも、という緊張に晒され、更には登ってはいたんだけど大した登りでもないので、プロトンは風のように通り過ぎて行った。
確認できたのは、ルイコスタ(←アルカンシェル)とダーブリッジ(←豪州チャンピオンジャージ)だけ。トホホよねぇ。
ただ、自分の置かれたこのシチュエーションがちょっと可笑しくて、そんなにカリカリ&どんよりはしなかった。まあ、派手に応援出来なくて、残念ではあったのだけど。
何より万里の長城のスケールの大きさに圧倒された。カナダ人観光客が「オーマイガー!!」って叫んでたけど、ホントそうです。凄い。ちょっと運が悪かったことなんて、小さなことかなぁ、なんて。
いや~、濃かった、面白かった。何事も滞りなく順調に心地よく観戦できた面白さではなく、突拍子もないことが起こったり、それ有り得ない!!的な面白さなんだけど(苦笑)。
第4ステージはスタート後、約8kmあたりの八達嶺長城(The Great Wall at Badaling)、所謂、万里の長城での路上観戦。
北京北駅発7:58の電車に乗り、八達嶺駅9:20着。プロトンの通過予定時刻が12:40過ぎ。3時間もあるので、ロープーウェーを使ってちゃちゃっと万里の長城を登り、レースを観てからまたあらためて徒歩で登る、という計画だった。
入場券とロープーウェーの往復券を買って、乗り場に向かったら…。
己の人生で見たこともないような長蛇の列だった。とか何とか言って、列の進みは意外と早く、思ったより早く乗れちゃうんだよねー、と行列の最後尾に付いたが、列は動きもしない。こんなんじゃ無理だろうと、レースを観てから登ることにした。
サブウェイで朝食を食べて、ロケハンにロケハンを重ねた。
長城入口の居庸外鎮がいかにもな雰囲気で素晴しかったんだけど、観光客多過ぎ、アーチが狭く、封鎖されたら身動きが取れなさそう、そこは平坦等々の理由で、手前の登っている広い歩道で観戦することにした。
新聞記事の写真は居庸外鎮。絵になるってことよねー。
フェンスに「Go! Cameron!」の横断幕をくくりつけ、エアギターを膨らませ、プロトンを待ち構えた。しばらくすると、全く人の動きがなくなった。登って来る人も下りて来る人もいない。やはり駅前や居庸外鎮で封鎖が行われているみたい。
まるでトワイライトゾーン。時間が止まったみたいだ。もちろん交通規制で車も通らないしね。
広々とした、人もほとんどいない歩道。
「やだ~も~、ひーろーいー 応援しながら選手と並走しちゃう~~~?」
と、はしゃいでいた。これから悪夢が始まることも知らず。
すると警官がどこからともなく現れ、横断幕を覗き込んだ。ヤバい…?
「それを外しなさい」←ALL中国語&ジェスチャー
「そんなぁ(涙)」
「外しなさい」
「はい…」
お巡りさんは基本いい人そうだった。高圧的ではないし。でも、逆らえる雰囲気でもなく。それに想定内。北京五輪でもフリーチ○゛ットなどの問題で、観客が掲げることができるのは国旗のみだったよね。要は文字がいけないんだろう。
しかし、軽く抵抗を試みた。
「ええっと。フェンスの内側なら貼ってもいい?」
「だめだよ」
「じゃあこうやって、手に持って応援するのは?」
「だめ。しまいなさい」
「……(泣)」
更に、カバンから1/3飛び出していた西薗選手応援ボードも見つかる。
「それは何だね?」
「……」
「それもカバンにちゃんとしまって」
「……(泣)」
悪夢は続きますよー。
道路を挟んだ逆側の歩道にいた、婦人警官のような地域の風紀委員みたいな女性二人が何やらいちゃもんをつけ始めた。
今度は私が手に持っているうちわと肩にかけているエアギターだ。
風紀委員二人とお巡りさんはうちわとエアギターについて議論を始めた。
いい大人3人でバカじゃねーのーって思いましたが、それを持ってる私は更にバカって話ですが。
ホログラムどーのこーのって聞こえてきたから、ラメラメのうちわの是非についてかな?
うちわにも文字があるのに、あまりにもギラギラし過ぎていてそれには気づいていないようだ(苦笑)。
風紀委員は「同志、これは不満分子の扇動に違いありません!!」とか言ってる風だけど(違)、警官のおっちゃんは、「もー、いーんじゃなーい」って感じになってきた。
一応、討論は終わったが、我々のことはしかと見張っている。マンツーマン・ディフェンスですかね。じゃなくて、2対3か。
私も揉め事を起こしに来たワケではないし、フレンドリーでありたかった。
「わーたーしー、ここを走る自転車を見に来たー。すごーく遠くからーーー」
これを、日本語と英語とジェスチャーで表現してみた。お巡りさんは「よく分らんよ」って顔してたけど、うっすらと笑っていた。
そして、ヘリコプター、先導の車やオートバイがやって来た!!
「はい! そこまで下がってー」←手摺りから1mあたりの地面を指さしながら
「……orz」
火種
ここで応援しました。。。
+++
そんなこんなで、逮捕はないだろうけど連行ぐらいはあるかも、という緊張に晒され、更には登ってはいたんだけど大した登りでもないので、プロトンは風のように通り過ぎて行った。
確認できたのは、ルイコスタ(←アルカンシェル)とダーブリッジ(←豪州チャンピオンジャージ)だけ。トホホよねぇ。
ただ、自分の置かれたこのシチュエーションがちょっと可笑しくて、そんなにカリカリ&どんよりはしなかった。まあ、派手に応援出来なくて、残念ではあったのだけど。
何より万里の長城のスケールの大きさに圧倒された。カナダ人観光客が「オーマイガー!!」って叫んでたけど、ホントそうです。凄い。ちょっと運が悪かったことなんて、小さなことかなぁ、なんて。
楽しい旅行でよろしゅうございました 笑)
live で見ても、観客がゴール周辺以外全くいないなぁ、と思っていたんですよ。でも写真見ると、遠くの方に観客がいるのかな?
アルゴスの中国人が二人出場していたから、もっと盛り上がっているのかと思ったんですけどねぇ。
まだまだ楽しい思いをたくさんなさったことでしょう。さらなるエピソード、期待しております。
ゴール周辺にいるのは、関係者と見栄えをよくするためのサクラだと以前は思っていました。
実際、それっぽい団体もいましたが(苦笑)。
最終ステージの沿道は、立ち入り禁止ではなさそうなのに、入って来にくいようなレイアウトになってるんですよ。
人々の好奇心のパワーが凄過ぎて、ほっといたら収拾がつかなくなるので、そんな風にしているのではないかと想像しました。
そうそう、そのジ・チェンがベスト・チャイニーズ・ライダー賞でコールされた時、地鳴りのような歓声が沸くのかと思いきや、そうでもないんですよねぇ。
ルールがよく分っていないのかなぁ。
興味はあるのに、情報が少な過ぎるのかもしれません、お国柄的に。
これから、どう変わっていくのか楽しみでもあります。