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映画、キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー

 米国のDCコミック社のヒーローであるスーパーマン、バットマンなどをベースにした映画は昔からあるが、ここ十年くらいがんばっているのがマーベル・コミック社だ。

 X-メン、スパイダーマン、ハルク、ファンタスティック・フォー、アイアンマン、マイティ・ソーなど全てマーベル・コミックの漫画を原作とした映画だ。

 もともとSF物が好きだったこともあり、ファンタスティック・フォー以外は劇場で見ていたのだが、映画は漫画であるべきだという主義の私としてはとても楽しませてもらっていた。

 このマーベル・コミック社がディズニーに2009年に4000億円で買収されてから、さらにアメリカンコミックスの映画化が加速するのではないかと楽しみにしている。

 さて、キャプテン・アメリカだが、真珠湾攻撃の年、1941年に登場したキャラクター。当然、その時代背景を色濃く反映したコミックスだ。そんなわけで見に行くかどうか迷ったのだが、来年公開予定の「アベンジャーズ」に繋がるということで、見逃すわけにはいくまいとキャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャーを見にでかけた。

 ストーリーは原作のように、米軍の実験兵器として肉体改造されたスティーブ・ロジャースがキャプテン・アメリカとして対独戦争の国威発揚に利用されているところから始まる。

 しかし映画では戦争の要素はすぐに薄められ、キャプテン・アメリカと世界征服を目指す元ナチスの将校、シュミットの戦いがテーマになる。全世界への配給をするためにはこんな風になるのだろう。

 話しとしては単純だが、もともと長期にわたって発行されてきたコミックスが原作だから登場人物も多い。ある程度紹介しておかなくてはならないから親友のバッキーとか、英軍の将校ペギーが出てくる。ところがバッキーは突然死んでしまうし、ペギーと二度と会うことは無いだろうにと思う。

 それなのに、どうしてここまで人物描写をしたのだろうと思ったら、実はバッキーは生きていたり、ペギー・カーターの姪シャロン・カーターを次回作以降で登場させた場合の説明になっているのだろう。

 主役のクリス・エヴァンスは最近良く見かける。BSで見た「私がクマにキレた理由
」ではさわやかな大学生。DVDで見たセルラーでは頼りない街の若者。この映画では1940年代のヒーローだが、なかなか好感が持てる。

 アイアンマンの父親も重要な役回りだし、エピローグでサミュエル・ジャクソンも出てくるから来年公開予定の「アベンジャーズ」がますます楽しみになる。エンドロールが終わってからちょっと見せてくれるから、劇場が明るくなってからお帰りになることをお勧めする。



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