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伝染性肥満症

 ソーシャル・ネットワーキング・サービスが花盛りだ。これは社会的ネットワークをインターネット上で構築するサービスのことで、米国が発祥地だが日本でもmixiなど色々なサービスがある。

 ただ、規模が大きくなるに従って色々問題も多くなり、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の分析が大きなトピックスになっている。このように人間関係をネットワークとして解析していく手法はいろいろな分野で使われているが、最近思わぬ発見があったという。

 それは「あなたの体重は、あなたの親しい人達に影響されている」と言うこと。米国マサチューセッツの12000人以上の肥満症の人たちを調べたところ、肥満症の人たちの友人には肥満症の人が多かった。つまり肥満症は伝染するらしい。

 この親しい人たちには配偶者や家族も含まれるから納得するところもあるが、仲の良い友人同士にも明らかにこの傾向があるらしい。

 仲の良い友人とは食習慣や運動に対する態度、目標とする体型に対する基準が似てくるので、体重も似てくると言うのが理由らしい。実際データでは、友人が肥満症になったとき肥満症になる確率は非常に高く、又逆に、友達が減量に成功するとやはり体重が減ることが多いらしい。

 減量を志すとき、あいつには負けたくないからというように嫌いな奴をターゲットにするのはうまく行かないと言うこと。競争状態に置くのではなく、友人同士では励ましあうことができるというのが減量に成功する理由のようだ。レポートでも減量のコツは家族や友人を巻き込むことだと言っている。

 そういえば最近腹が出てきて困っている。君、少し減量したらどうだろう。 えっ、俺の肥満がうつったって、、、、、、、



Ref: New England Journal of Medicine Volume 357:370-379 July 26, 2007 Number 4


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