熊本熊的日常

日常生活についての雑記

割引考

2011年11月01日 | Weblog
今日は普段より少したくさんメールが届いた。今月は私の誕生月なので、商業施設やクレジットカード会社から割引クーポンの類が送られてきたのである。こういうものを集めて使わなければならないと考える人がいる。今は縁が切れたが、驚くほどそういうものに執着する人を何人か知っている。そのなかには、そういうものを自分で使うだけでなく、頼みもしないのに私に分けてくれたりする人もいた。しかし、そういうものを利用して買い物をするということは殆どない。買い物は必要だから買うのであって、安いから買うわけではないのである。それでも、近頃は多くの商業施設がポイントや様々な割引を用意しているので、自然とそういうものが貯まる。知らないうちに貯まって、知らないうちに失効するものも少なく無いとは思うのだが、気がついているもので貯まったものは金券に換えて使っている。

割引というといつも不思議に思うのだが、割り引くことができるなら、何故最初からその値段にしないのだろうか。割り引くことができるということは、その価格でも適正な利益を確保できるということだろう。期間限定で安売りだのセールだのとやかましく客引きをするというのは、普段ぼったくりをしていますと告白しているようなものではないのか。これから作ろうというのなら、数量は費用と密接に関係するので、販売の見込みによって同じ品物の価格が変動するのは当然だ。しかし、既にあるものを売る場合でも生鮮品なら時間の経過とともに品質が低下していくのだから、やはり同じ品物であっても価格は変動する。ここで不思議だというのは、そういうものではなく、日常的に取り扱いが行われていて、在庫変動の予測が比較的容易と見られるものが、無闇に「セール」になることだ。あるいは、安くもないのに「セール」という宣伝を掲げる心情だ。そういう商売というのは卑しく感じてしまい、そういうことを考える人を信用できない。一方で、そういう騒ぎに踊らされるほうも馬鹿ではないかと思い、やはり信用できない。信用できない人とは付き合うことができない。だから私は友達が少ない。それでかまわないと思っている。

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